メキャベツ

全国生産量の60%以上をJA遠州夢咲管内(掛川・菊川・御前崎)で占めている「メキャベツ」は、キャベツの変種のひとつで、子持ち甘藍(こもちかんらん)や姫甘藍(ひめかんらん)などとも呼ばれています。ベルギーが原産国で、日本には明治初めにキャベツとともに伝わってきました。高温と湿気に弱いため、11月から3月にかけて収穫・出荷されます。

<特徴>
約70cmの茎に一口サイズのメキャベツが50~60個ほど、鈴なりに実ります。小さいながらも固くしっかりと巻いていてアクがあり、通常は下茹でしてから使います。加熱するとより色鮮やかになり、和洋様々な料理に重宝されています。甘みの中にほのかな苦さがあり、冬にかけて、甘みが増していきます。

<栄養>
風邪の予防や疲労回復、肌あれなどに効果があるといわれるビタミンCはキャベツの約4倍、血液の凝固促進や骨の形成に効果があるといわれるビタミンKはキャベツの約2倍含まれています。また、強い抗酸化作用のあるルテインやイソチアシアネートがガン予防に効果があるとされるなど、メキャベツの栄養素含有量はキャベツ以上です。