春こそするべき!?春に大掃除のメリット

日本では大掃除といえば年末に行うものですが、忙しくてできなかった人もいるのではないでしょうか?欧米の多くの国では春に大掃除をします。春に大掃除をするメリットについてご紹介します。

春に大掃除
日本では、すす払いを由来として、一年の間に積もったすすを払い、あらためてお正月の神様をお迎えするという行事が原型となって、年末に大掃除を行なうようになりました。しかし、年末の大掃除は暖房を消して換気のために窓を開けていると、寒さで体が縮こまり、思うように掃除ができない・・・といった悩みがつきものです。また、年末は大掃除以外にも、年賀状の準備やおせち作り、お年玉の用意など、やることがたくさんあります。そのため、掃除はしたけど満足いく大掃除はできなかったなんてこと、多くの方が経験されているかと思います。確かに年神様をお迎えするために、大掃除をすることは大切かもしれません。ひとまず散らかっているところを片付けたり、見た目をきれいに掃除したりして、細かな汚れなどは春まで置いておいてみませんか?


スプリング・クリーニング
欧米では、年度が変わる春に行われる大掃除を「スプリング・クリーニング」と呼んでいます。欧米では冬の間、暖炉やストーブを使用して暖を取っています。暖炉やストーブによって、ススや灰などの汚れが溜まってしまいます。そのためそれらを使わなくなる季節に掃除をする「スプリング・クリーニング」が自然と広まっていきました。日本でも同じようなことがいえます。冬の間、エアコンやストーブ、加湿器などで、暖を取ったり、湿度を保ったりするために活躍した季節家電を、春に片付けします。片付けする前にしっかりと掃除したり、メンテナンスをしたりすることは大切です。そこで欧米の考え方「スプリング・クリーニング」です。また、日本では春の後、梅雨が来るため、掃除をしておくことで、梅雨時のカビ予防にもつながります。この「スプリング・クリーニング」には、メリットがあります。年末に大掃除が出来なかった方は、この春、ぜひ大掃除をしてみてはいかがでしょうか。
○メリット1:暖かくなり、掃除が苦にならない
掃除のために暖房を止めて、窓を開けて換気をしても体が冷えることなく、快適に掃除ができます。外で窓掃除をしていても日差しが暖かく、掃除が苦になりません。
○メリット2:衣替えも一緒にできる
衣替えの季節でもあるため、衣類の整理や処分をしながら、クローゼットの換気や掃除を一緒に行うことが出来るため、効率的です。
○メリット3:水回りや窓回りの掃除がしやすい
冬の掃除は、水を使うと手が冷えてしまい、集中力が欠けてしまいます。暖かい春の掃除なら、水回りなども快適に掃除ができます。
○メリット4:汚れが落ちやすい
年末の大掃除は気温が低いため、油汚れが固まりやすくなっていて、掃除が大変です。気温が高い夏のほうが油汚れが落ちやすいですが、真夏の掃除は大変なため、過ごしやすい春に掃除をするのがおすすめです。