新たな1年の始まり!古いお守りやお札の処分について

年が明け、初詣で新たにお守りやお札を頂いた方も多いと思います。
皆さんは古いお守りやお札はどのように処分していますか?
今回は、古いお守りやお札の処分方法についてご紹介します。

お守りやお札とは
神社やお寺を訪れた際、お守りやお札を頂く機会があります。お守りもお札も、どちらも神様のお力を戴くものです。お守りは常に身に付けて神様のご加護を戴くもの、お札は家の神棚でお祀りして家をお守り戴くものとされています。よく「お守りやお札はたくさん持っていると、神様同士がケンカしてしまう」と言われますが、そうではありません。八百万神(やおよろずのかみ)という言葉があるように、神様はそれぞれの御神徳をもって、協力して守ってくださいます。ただ、複数持っている場合には、全てのお守りやお札に対して感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。


お守りやお札の処分方法
お守りとお札に共通して言える処分のタイミングは2つあります。1つは、頂いてから1年経ったときです。お守りやお札の効力は1年とされています。1年経過したら返納するのが一般的です。もう1つは、願いごとや目標が叶ったときです。合格祈願や安産祈願などは、1年よりも早く願いが叶うことが多いものです。1つ願いが叶うと同じお守りやお札からご利益をいただくことはできないため、感謝を込めて処分しましょう。処分方法についてご紹介します。

◆頂いた神社やお寺にお返しする
古いお守りやお札は、基本的には頂いた神社やお寺にお返しするのが正しいマナーとされています。感謝の気持ちを込めてお礼参りをし、その際に返納します。

◆近くの神社やお寺に返納する
旅先で参拝した際に頂いたものなど、直接納めることができない場合もあります。その際には、近くの神社やお寺に返納することも可能です。しかし、ほかで頂いたものの受付をしていないところや、宗派が違うため受付できない等、注意点もありますので、必ず確認するようにしましょう。

◆頂いた神社やお寺に郵送する
寺社によっては返納を郵送で受け付けしてくれる所もあります。こちらも事前に確認し、細かい手順などを相談するようにしましょう。

◆どんど焼きでお焚き上げする
正月シーズンは、お正月飾りのお焚き上げをする“どんど焼き”で一緒にお焚き上げすることもできます。こちらも地域ごとにルールがありますので、必ず事前に確認するようにしましょう。

◆家庭ごみとして処分する
どうしても上記のような方法が取れない場合には、家庭ごみとして処分することが可能です。ただし、神様のお力が祀られたものなので、供養してから処分してください。まず和紙や半紙にお守りやお札を置きます。左右左と塩を振って清めます。和紙や半紙で包んで燃えるごみとして出します。その際、ほかのごみと同じ袋に入れないようにしてください。塩で清める際には、ご利益をいただいたことへの感謝を忘れないようにしてください。

◆お焚き上げ業者に依頼する
ごみとして出すのは気が引けてしまう方には、お焚き上げができる業者への依頼という方法もあります。