花火の種類と花火大会2018

この時期になると各地で花火大会が行われます。さまざまな色や形がある花火。
今回は基本的な打ち上げ花火の種類と県内の主な花火大会の日程をご紹介します。

打ち上げ花火の種類
◆菊:花火大会でみられる大輪の花火の多くはこの「菊」です。開いたときに尾を引きながら広がっていき、ちょうど一本の光線が伸びてくるように見えます。伸びてくる尾の光が変化していくものは「変化菊」とも呼ばれます。2回から多いものでは5回変化させていくものがあります。さらに大輪の中心部に色がついた輪を作っている部分を「」と呼び、芯があるものを「芯入変化菊」と分類されます。

◆牡丹:「菊」のように尾を引かず、色や光の点で形を描きます。本来の「牡丹」にも「芯」の部分がありますが、「芯」がなく単色のものも「牡丹」を呼ばれます。

◆ポカ物:上空で玉が2つに割れて、中から火の粉や細工が飛び出す花火のことで、玉が開くときに「ポカッ」と音がすることから、ポカ物と呼ばれます。柳の枝のように火の粉が尾を引いて垂れ下がる「」や、たくさんの星が回転しながら飛び出し、ブーと音をたてながらランダムに飛び回る「」などがあります。

◆型物:花火でさまざまな図形や文字などを描くもので、ハートマークや土星などがよく見られます。きれいな形で見えると会場からは歓声があがる人気の種類です。

◆錦冠(にしきかむろ):花火大会のフィナーレに使われることが多い種類です。長い時間枝垂れ、金色の光で空を埋めるゴージャスな種類です。


県内の花火大会
★富士まつり・・・7/22(日)富士中央公園で開催。富士市民総出で楽しむ夏の一大イベント。市民パフォーマンスや市民総おどり、かぐや姫コンテストなど、多彩なイベントが行われる。イベントの一つとして花火大会が行われ、約6,000発の花火が富士市の夜空を彩る。今年はこの祭りに東京ディズニーリゾート35周年スペシャルパレードの参加が予定されており、例年以上の賑わいが予想されている。

★静波海水まつり花火大会・・・7/27(金)静波海岸で開催。海上花火を含め、約1,000発の花火が打ち上げられる。夜の海面に向けて放たれ、海面から孔雀が羽を広げたような形の花火は必見。

★熱海海上花火大会・・・7/27(金)・7/31(火)・8/5(日)・8/8(水)・8/19(日)・8/24(金)・8/30(木)熱海湾で開催。1952年より行われる歴史ある花火大会。年間を通して10回以上も開催される熱海名物。夜空に広がる花火や、水面に映る花火など、熱海ならではのイベント。

★安倍川花火大会・・・7/28(土)安倍川河川敷で開催。戦没者の慰霊と鎮魂、復興への祈りを込めて始まり、今年で65回目となる。約15,000発と県内トップクラスの規模で、例年約60万人以上の見物客でにぎわう。

★狩野川花火大会・・・7/28(土)・7/29(日)狩野川河川敷で開催。昼はシャギリの競演、みこし渡御や郷土太鼓の演奏などが行われる。スターマインや水中花火など、2日間にわたって約10,000発の花火が打ち上げられる。

★ふくろい遠州の花火・・・8/11(土)原野谷川親水公園で開催。2時間で約25,000発が打ち上げられ、迫力、伝統芸術花火、そして高音質な音楽との相乗効果が魅力の花火大会。「日本一ジャンボワイドスターマイン」はこれぞ“遠州の花火”という馴染みの花火。

★いわた夏まつり花火大会・・・8/25(土)はまぼう公園で開催。約5,000発の大小色とりどりの花火が、電子オルガンの音色に合わせて打ち上がる。例年5万人を超える観客でにぎわう夏の風物詩。花火前にはステージイベントなども行なわれる。