野菜高騰に対抗する家庭での食費節約術

価格が高騰していない野菜を見極めてメニューを組み立てる、冷凍野菜、缶詰野菜を利用する、買ってきた野菜をホームフリージングする。この3点で、野菜価格高騰に対抗してみてはいかがでしょうか。

1.価格が高騰している野菜と安定している野菜を区別する
一般的に、天候に左右されやすい野菜は地上で育つものが多く、根菜類などは比較的価格が安定しています。野菜高騰が長く続くのでなければ、普段のメニューよりも少し根菜類を増やすなどして乗り切りましょう。
価格が高騰している野菜と安定している野菜の区別をつけメニューを考えることも大切。ハウス栽培をしているトマトやピーマンなどは出荷価格が安定しています。そのようなところから、取り寄せるのも一つの手です。

2.冷凍野菜、缶詰野菜、水煮野菜も利用する
冷凍食品や缶詰食材を使うのは手抜き、というイメージを持つ方もいますが、利点も多くあります。最近では、業務用のスーパーなどで、たくさん売られているので、それらを利用するのも野菜価格高騰の対抗策になります。

時短調理、省エネ調理にも
最近の冷凍野菜は種類も多く、また、皮がむいてあったり、下茹でされているものは、調理時間の短縮や加熱するための光熱費の節約にもつながります。

生野菜より単価が安い
冷凍野菜は可食部分のみ入っていますので、正味の分量だと生野菜よりも割り安になっているものが多くあります。

栄養価も豊富なものが多い
冷凍野菜や缶詰は、その食材が旬で安く栄養価が高い時期に収穫され、一気に加工されているものが多いので、出荷から日にちの経った生野菜より栄養価が高いこともあります。

3.ホームフリージングする
日本の家庭では食料廃棄が多いのも現状。買ってきて食べきれないで捨ててしまっていては、いくら安い野菜を買っても高くついてしまいます。そこでホームフリージング。冷凍することで賞味期限がのびれば、「今日食べてしまわないとダメになる!」と言ったように無理に多く食べる必要もなくなってきます。小分け冷凍しておくことにより、少量ずつ利用することができ、結果的に食費節約にもつながります。

ほうれん草やニンジンの冷凍方法
軽く茹でて小分けして冷凍

ピーマンやパプリカの冷凍方法
細切りにして冷凍用保存バッグにいれて冷凍

トマトの冷凍方法
細かく切って冷凍用保存バッグに入れて冷凍したり、トマトソースとして仕上げて冷凍しておくことも可能

レタスの冷凍方法
洗ってちぎってから冷凍。冷凍後の食感は変わってしまうが、スープなどには使える