7月12日は人間ドックの日

職場や自治体で受ける健康診断は、検査項目が限られていますが、人間ドックは検査項目が多く、からだの状態を詳しく調べることができます。また、検査結果をもとに面接が行われ、医師や栄養士などによる生活改善の指導が行われます。

●自覚症状がなくても病気が潜んでいる場合があります。
人間ドックで、様々な生活習慣病、がん、心臓病、脳卒中などの怖い病気を発見し、早期に治療しましょう。また、病気を引き起こす可能性のある危険因子を早い段階で見つけて病気の予防につなげることも人間ドックの大きな役割といえます。今回は、人間ドックポイントについていくつか、まとめてみました。

Q1.人間ドックは何日かかるの?
1日ドック(日帰り)や2日ドック、1泊ドック、3日以上ドックなどさまざまです。施設によって実施している内容が異なりますので、各施設にお問い合わせください。

Q2.土日も受診できるの?
実施している施設は少ないようです。これも各施設にお問い合わせください。

Q3.どの施設で受けたらいいの?
日本人間ドック学会では機能評価認定施設を公開しています。機能評価項目を満たしている施設を機能評価認定施設として認定しています。

Q4.人間ドックは何歳から受診できるの?
通常成人(20歳以上)を対象としています。

Q5.受診にかかる費用は一律ではないの?
各施設によって設備、また検査内容によって、費用が異なります。ご所属の健康保険組合によっては、人間ドックにかかる費用の補助がある場合があります(補助を受けられる年齢・金額が定められています)。

Q6.検査内容は施設によってちがうの?
検査機器や施設体制によって異なります。自分の受診したい検査ができない施設もありますので、施設にお問い合わせください。

Q7.オプションはどうやって選べばいいの?
通常の人間ドックコースでは脳の異常や骨粗鬆症の程度は診断いたしません。
オプションの脳ドック、骨ドックなどを追加する必要があります。
オプション検査のメニューから受けたいと希望されるものを選ぶとよいでしょう。

Q8.人間ドックはどのくらいの周期で受ければいいの?
原則として1年に1回が望まれます。

Q9.前回と同じ施設で受診したほうがいいの?
エックス線検査で異常が疑われる場合、前回のフィルムと比較することで不要な再検査や精密検査を受けなくてすむことが少なくありません。同一施設で受診することが望まれます。しかし、遠隔地に転居した、信頼できないと感じた場合などは変更してもいいでしょう。

Q10人間ドックの有効な利用法は?
病気の早期発見はもちろんですが、今後の健康方針の参考になるかと思います。

日本人間ドック学会より抜粋