2011年の干支~ 卯・兎・ウサギの豆知識

  

2011年(平成23年)は卯年。いわゆるうさぎ年ですが、「卯」と「兎」ではニュアンスが違ってしまいます。そこで、何かと役立つ干支の豆知識をご紹介。年始の話題に活用してくださいね。
※本来、干支は十干と十二支を組み合わせたものなので、2011年の干支は「辛卯」(かのとう)ですが、一般的には十二支のほうをさすため、ここでは「卯」をとりあげます。

●十二支としての卯
十二支では4番目で、動物にあてるとウサギです。方角でいうと東、時刻でいうと現在の午前6時頃、およびその前後約1時間(午前5時から7時頃)をさします。
漢字で書く場合、十二支の意なら「卯」、動物の意なら「兎」をあてるのが一般的です。また、生物学的には片仮名で「ウサギ」と表記されますし、平仮名の「うさぎ」も含めると、それぞれ違った印象になるでしょう。用途に応じ、上手に使い分けてください。

●兎の豆知識
【ウサギの数え方】
ウサギは、ノウサギ類とアナウサギ類に大別されます。長い耳、短い尾、大きな目が愛らしい上、人に慣れやすくて鳴き声が小さいことから、江戸時代にはペットとしても愛されるようになりました。ペットはアナウサギを家畜化したものです。
一方、ノウサギは狩猟の対象でもあり、食用にも用いられてきました。昔からウサギを「羽」と数えますが、これは、仏教で四足の動物を食べることを禁じられていたため鳥として扱ったから、獲物の耳を束ねて持ち歩くことから「一把、二把」となり「一羽、二羽」に転じた、などの説があります。現在は、生きたウサギは「匹」、食肉は「羽」、ペットは「頭」「匹」と使い分ける場合が多いようです。

【兎のことわざ】
・二兎を追うものは一兎をも得ず
※同時に二つの事を得ようとすると、どちらも成し遂げられなくなってしまうこと。

● 卯の豆知識
【卯月】
4月の異称。旧暦4月は卯の花が咲くころで、卯の花月ともいいます。

【卯の花】(植物)
ウツギの花のこと。ウツギは茎が空洞なので空木と書きますが、空木の花は旧暦4月に咲くため、「卯の花」と呼ぶようになりました。旧暦4月は今でいうと初夏にあたるので、唱歌『夏は来ぬ』(作詞:佐佐木信綱/作曲:小山作之助)で『卯の花のにおう垣根に』と歌われています。

【卯の花】(食べもの)
おからのこと。おからは豆腐の絞り殻ですが、「から」が「空」に通じ、空木の花も白いので「卯の花」と呼ぶようになりました。