おいしいごはんを炊こう!炊飯器編

炊飯器編

毎日のごはん、どんな風に炊いていますか?ごはんの味を左右するのはお米ばかりではありません。炊飯器におまかせの炊き方にもちょっとしたコツがあって、それを実践するだけでいつものお米が、よりおいしく炊き上がります。

炊飯器を使ったおいしいごはんの炊き方
1.計量  お米の分量は正しく計りましょう。


2.洗米  軽くゴミを落とす程度にすばやくすすぎ洗いします。
※テフロン加工してある炊飯器の内釜を使って洗米すると加工がはげてしまい、消耗が早くなってしますので、洗米にはボウルを使いましょう。あらかじめボウルに水をためておくと、水道の蛇口から水を注ぐよりスピーディに作業が出来るので、お米にヌカの臭いがつきにくくなります。また、蛇口からの水より水流がやわらかく、お米の表面を痛めません。

3.吸水 冬には1時間、夏場は30分程の吸水を忘れずに

4.炊飯 炊飯器のスイッチが切れたら15分ほど蒸らします。
現在は、蒸らし時間込みで、終了ブザーが鳴る炊飯器もありますが、そうでない場合は、炊飯器のスイッチが切れても、すぐフタを取らずに15分ほど蒸らしてください。

5.ほぐす ご飯をほぐし、味が均等になるように全体をまぜます。
a.しゃもじを縦にして、浅く「十字」に切ります。
b.内釜の周辺に沿って、しゃもじを深く、ぐるりと一周するように入れます。
c.aで4等分したブロックの1つを掘り起こすつもりで、しゃもじを立てて、釜底からご飯をひっくり返します。
d.ご飯の粒をつぶさないようにやんわりと斜めに切り混ぜ、空気をまんべんなく入れます。
e.残りのブロックも同様にほぐし、最後に全体を大きく混ぜてできあがりです。

6.保存 保温は3時間まで。それ以上なら冷凍保存を。
ごはんは保存して2時間たつと色が黄色に変わり始め、味も香りも落ちてパサパサした食感になってしまいます。ですから保温時間は3時間まで。それより長く保存したいときは冷凍保存がお勧めです。

≪新しく炊飯器を購入するときは≫
お米は、品質や乾燥度によって増え具合が微妙に違い、また釜いっぱいに炊くとご飯の粒が潰れてしまうので、おいしいごはんを炊きたいときは、炊飯器の容量の8割程度で炊くのがベストです。炊く量が少なすぎても釜内の圧力が上がらずおいしくありませんから、5合炊きの炊飯器なら3~4合炊くのが適量です。火力の強いガス炊飯器ならふっくらとしたおいしいごはんが炊き上がります。

≪急いでご飯を炊きたいときは≫
「時間がない!急いでご飯を炊きたい」というピンチの時の裏技は「湯炊き法」
洗米の2回目からお風呂のお湯程度の温水(40℃くらい)を使い、同量のお湯を張って、すぐにスイッチを入れます。お湯は給湯器のお湯でオッケー。ただし、洗米の1回目は必ず水を使ってください。蒸らし時間は2,3分短縮しても大丈夫です。