いい汗かいて手に入れよう!しっとり美肌とすこやかボディ

現代はいたるところで空調が整備され、快適になった反面、汗をかく機会が減っています。また、外では化粧崩れが気になるから水分は控えめにして汗を抑える。そして、毎日運動するなんてとてもムリ!そんな汗かきベタな人は、毎日のおふろタイムをいい汗をかく時間にしましょう。
汗かきベタは体によくないだけでなく、美容の大敵でもあります。水分を抑えて汗をかかないお肌は、カラカラの乾燥肌に。美しいメイクを崩さないための努力が逆効果になってしまいます。逆に、テカテカのオイリー肌の人は、皮膚全体に老廃物がたまりがち。とくに毛穴の奥や小鼻のまわりなどは、発汗が少ないと汚れが残ってしまいます。
肌のタイプは違っても、汗をかいて皮膚の老廃物を押し出す習慣が美肌をつくる秘訣(ひけつ)。おふろで汗が出にくい人は、入浴前にミネラルウォーターやスポーツドリンクを飲んでおくと発汗を促せます。

汗をかきにくくなったのはなぜ?
人間の汗腺の数は、全身に200~500万個あるとか。熱帯、寒帯などの地域や育った環境によって違いが出てくるのですが、体温調整を図ってくれる『能動汗腺』の数は生後2歳頃までに決まるといわれています。それまでにしっかり汗をかかないと、汗腺の数が増えず汗をかきにくくなってしまうのです。快適なエアコンにたよって、汗をかかせないのはよくないというわけです。
ちなみに、汗かきベタはクーラーやエアコンが普及した1970年代生まれ以降の人に増えているとか。体質改善には運動や入浴などで汗をかいて『能動汗腺』の機能を復活させることがポイントです。