ほっとHot Q&A:お風呂場や洗面所を暖かく保つ方法について

冬のお風呂場や洗面所は、家の中でも日があたりにくい場所のため、とても寒い場所になりがちです。暖かいリビングから、冷えたお風呂場や洗面所に行くと血圧が上がり、その後お風呂に入ると血圧が下がります。この急激な血圧変化によって起こるのがヒートショックです。冬になるとよく耳にする言葉ですが、命に関わることもあり、高齢の方や持病のある方は特に注意が必要です。急激な血圧変化を起こさないためにも、お風呂場や洗面所を温めておくことが大切です。

○浴槽のフタを開けてシャワーでお湯をためる
浴槽のお湯をためる時にふたを開けておくと、湯気で浴室全体を温めることができます。浴室のドアを開けて、洗面所のドアは閉めておけば、洗面所も一緒に温めることができます。お湯張りをシャワーを使って行うと、より一層湯気が出て暖かくなります。シャワーだとお湯が冷めやすいため、設定温度を1~2℃上げて行いましょう。

○入浴前にシャワーを出す
入浴前に、シャワーを床や壁に向かってまんべんなく90秒ほど撒きます。シャワーを止めたら、ドアを閉め、湯気を閉じ込めている間に、入浴の支度をしましょう。浴室に入る頃には蒸気で浴室が温まっています。シャワーを出す際は、足元が冷たいので、履物を履いておくようにしましょう。

○布団乾燥機を使う
布団乾燥機を持っている場合には、新たに暖房器具を購入せず、布団乾燥機の温風機能を活用しましょう。布団乾燥機は起動してすぐに温風が出るため、洗面所のドアを閉めておけば短時間で寒さを軽減できます。タイマー設定を使って、入浴時間から逆算してセットしておけば、入浴する頃には暖かくなっているはずです。

しっかり温めたい場合には、暖房器具の導入を検討するのがおすすめです。持ち運びやすく、転倒オフ機能などがあると、日中も使用しやすいので便利です。
これから寒さも本番になります。ヒートショックにならないように、充分に気を付けるようにしましょう。