ほっとHot Q&A:体調管理の良い方法について

季節の変わり目は、気温差や気圧の変動、自律神経の乱れなどが要因で、体調不良が引き起こされています。特に春は寒暖差の大きさなどから体調を崩しやすい季節です。
春の体調不良の原因と対策についてご紹介します。

○原因
春は、進学や就職、転勤などで、生活の変化が大きい季節です。生活が大きく変わることは、緊張やストレスを感じるもの。その緊張などによって、自律神経が乱れやすくなります。また春は低気圧と高気圧の入れ替わりが頻繁で、自律神経の切り替えがうまくいかないため、体調を崩しやすいです。他にも寒暖差や花粉症など、自律神経が乱れやすくなる要因が多い季節です。

○対策
体調管理の対策は、基本的なことが最も重要です。バランスのよい食事を欠食なく取り、適度な運動をし、睡眠をしっかりとることです。寒暖差対策は衣服でしっかりと調節し、自律神経のバランスを整えるために、湯船にしっかりとつかることが重要です。
運動はウォーキングなどの有酸素運動が効果的ですが、外で運動する時間のない方には、自宅でできるストレッチ体操などもおすすめです。また、腹式呼吸も自律神経のバランスを整えるのに最適です。お腹をふくらませるイメージで、鼻から息を吸い、10秒くらいかけてゆっくり口から息を吐いてお腹をへこませます。
気圧による不調には、耳の奥にある内耳という器官が大きく関係しています。この内耳のセンサーが過剰に反応するのを抑えるために、血流を良くするマッサージが有効です。
<耳のマッサージ>
1.耳を軽くつまみ、上・下・横に5秒ずつ引っ張る
2.そのままゆるやかにまわす
3.手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくり回す
朝・昼・晩と毎回3~5回程度、毎日行うようにしましょう。

不調の要因はさまざまありますが、季節の変わり目に体調を崩しやすい人は自律神経のバランスを整えるように心がけましょう。