ボスニア・ヘルツェゴビナ

名称 ボスニア・ヘルツェゴビナ(東南ヨーロッパのバルカン半島北西部に位置する共和制国家)
人口 約323万人
面積 約51,200km²
言語 ボスニア語、クロアチア語、セルビア語
通貨 兌換(だかん)マルク
時差 -8時間。3月最終日曜日~10月最終日曜日はサマータイムとなり、-7時間。
気候 年間を通して降水量が多い西岸海洋性気候と、冬の平均気温が-3度未満の亜寒帯湿潤気候の両特性を持ち、ヨーロッパの北西部に位置する国によく見られる気候タイプ。夏季は6月~8月までで、日中の気温は30度まで上がるが、朝夕は15度ほどと寒暖差が大きく、夏でも涼しく感じられる。服装は、日中は半袖で過ごせるが、肌寒くなる朝夕のために、薄手のカーディガンを持っていると良い。一方、冬季は12月~2月までで、平均気温は氷点下となり、降雪もある。特に寒さが厳しくなると積雪もあるので、寒さをしのげる暖かい服装や雪に強い靴が必要。降水確率は、秋から冬にかけてが最も高く、年間降水量は1,000mmを超える。旅行に行くなら、4月~6月の春の時期がおすすめ。
日本からのアクセス 直行便は運営していないため、ヨーロッパで乗り継ぎが必要。総飛行時間は約15時間~。

ボスニア・ヘルツェゴビナ観光スポット

スターリ・モスト
団結と和解の象徴となっているアーチ型デザインの架け橋。オスマン帝国時代の 16 世紀に建設され、紛争によって破壊されながらも、復興し、現在は世界遺産にも登録された。橋は市内を結ぶネレトヴァ川にかかっていて、エメラルドグリーンに光る水の絶景が楽しめる。地元民たちは、高さ 24 メートルにもなる橋の上から、大胆に川に飛び込むのが象徴的な伝統行事となっている。

ブラガイ

ブラガイ
ネレトヴァ州にある小さな村のことで、200mもの岩壁をもつ大自然と、600年の歴史があるイスラム修道院との景観の素晴らしさから、国を代表する人気観光地となっている。崖下に佇む修道院が建つそばには小さな洞窟があり、内部にはボートに乗って入ることが可能。湧き出る水は美しく、神秘的な洞窟として有名。修道院は、伝統的な建築様式で装飾されていて、現在は博物館として公開されている。

ボスニア・ヘルツェゴビナオススメグルメ

チェヴァプチチ
細かく刻んだ牛肉を小さな棒状に成形し、じっくりとグリルした肉料理。「チチ」は小さいという意味。パプリカパウダーなどの様々なスパイスで味付けされていて、噛めば噛むほど肉の旨味が口に広がる。スライスした玉ねぎやサワークリームと一緒に、ピタパンと呼ばれるバンズに挟んで食べるのが定番となっている。国の代表的な料理となっていて、屋台フードとしても人気。

ボサンスカカーワ

ボサンスカカーワ
ボスニアの伝統的なブラックコーヒー。ジャズバと呼ばれる小鍋に水を入れて沸騰させ、コーヒーの粉を入れて火にかけて完成。フィルターでドリップぜず、そのままカップに注ぎ、粉が沈んだところで、上澄みを飲むスタイル。オスマントルコ支配時代の影響で、トルココーヒーを起源に持つ。ほろ苦く、少し粉っぽさがあるのが特徴で、コーヒーを飲み終わった粉の残り方で運勢を占うこともあるのだとか。