<春菊の栄養素>
独特のかおりと苦味がある春菊の栄養素は、緑黄色野菜のなかでもトップクラスの栄養価を誇っています。鼻やのど、皮膚の粘膜を正常に保つ働きを持つ栄養素であるβカロテンや、丈夫な血管や皮膚をつくる働きのビタミンCが含まれているので、風邪をひきにくい身体をつくることに期待できます。また、春菊の特徴として、自律神経の緊張を緩和させる働きを持つαピネンが含まれています。この成分は、ヒノキやスギなどの木のにおい成分の1つとされているため、リラックス効果にも期待できます。さらに、αピネンと同様に、におい成分の1つとされるペリルアルデヒドも含まれているので、胃腸のはたらきを助け、食欲増進や消化促進にも力を発揮します。
<サバの栄養素>
サバは、DHA やEPAといったオメガ3脂肪酸やたんぱく質、ビタミンDなどが豊富で、青魚の中でも栄養価が高いとして注目されている食材です。オメガ3脂肪酸の成分は、脳の発達や認知機能の維持、心臓血管の健康維持などに役立ちます。その成分量は、アジの4~6倍、サケの5~7倍と言われているほどです。他の魚と比べても、サバは特に優れていることが分かります。また、筋肉や骨の成長に欠かせないたんぱく質や、骨を形成を促進し、骨粗しょう症予防に効果がある栄養素のビタミンDも豊富に含まれています。不足すると、体力や免疫機能の低下にも関わるので、健康づくりに非常に向いています。
春菊にもサバにも、それぞれの分類の中でも上位に入るほど、栄養素を豊富に含んでいます。一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。