焼津は、江戸時代からかつお漁が盛んです。かつおは焼津港をはじめ、県内各地で漁獲されており、静岡県はかつお(冷凍)の水揚げ量全国1位です。鰹節やたたきなどの加工品についても全国有数の生産量を誇っています。焼津港のかつおは、ほとんどが遠洋漁船による冷凍かつおのため、年間を通して流通されます。
<特徴>
遠洋漁業で漁獲される焼津港のかつおは、赤道直下の海域を回遊しているため、色鮮やかな赤身で脂が薄く、さっぱりとした味わいが特徴です。釣り上げたかつおは素早く凍結されるため、鮮度も保たれます。
<栄養>
かつおは魚類の中でも、高たんぱく低脂肪な魚です。またほかの青魚と同様に、血中コレステロール値を低下させ、脳を活性化させるDHAや、血流をよくするEPAも多く含まれています。
鉄分やビタミンなども含まれていることから、栄養の宝庫とも呼ばれる魚です。
※今月で<ご当地食材編>は最終回。次回からは<食材の相性編>をお送り致します。