村山ニンジン

1950年代頃、富士宮市村山地区で盛んに栽培され、現在は幻の人参とも呼ばれるのが「村山ニンジン」です。生産者が少なくなってきていましたが、伝統野菜を復活させようと栽培活動が行われています。例年1月中旬~3月末頃に出荷されており、JA富士宮「う宮~な」などで販売されています。

<特徴>
長さが70~100cm、太さが5cmほどになる、その細長いごぼうのような見た目が特徴です。また、鮮やかな紅色で香りが強く、味も濃いと言われています。村山ニンジンは、富士山の火山灰土で作られ、その土によって細長いニンジンが育ちます。

<栄養>
免疫力を高めたり、動脈硬化などを予防したりすると言われているカロテンが、通常のにんじんの1.2倍含まれています。他にも美肌効果や疲労回復に効果が期待されているビタミンBは3倍、抗酸化作用が期待されるビタミンCは3.5倍含まれています。