掛川市南部の睦浜地区で育てられている春にんじんは「ハニーキャロット」の愛称で親しまれています。見た目の美しさや味の魅力などから、東京の料亭では「幻のニンジン」とも呼ばれています。3月下旬から6月上旬にかけて出荷され、農産物販売所などでも販売されています。
<特徴>
砂地で育てられたにんじんは、表面がつやつやしています。芯まで鮮やかな赤色で、にんじん独特のにおいも少なく、子どもも食べやすいのが特徴です。糖度が高いので、ジュースにすると何も入れなくてもフルーツジュースのような味わいです。生食はもちろん、てんぷらや炒めものなどにも最適です。
<栄養>
英語のキャロットの語源にもなっている“β-カロテン”が豊富に含まれています。β-カロテンは、体内でビタミンAに変わって、体の抵抗力を高めます。活性酸素の働きを抑え、粘膜を強化するため、風邪などの感染症から体を守ります。他にもビタミンCやカリウム、ペクチンなども含まれています。