本えび

戸田(へだ)地区で「本えび」と呼ばれて親しまれている「ひげながえび」は、関東以南の太平洋側で水深150m~300mのところに生息しています。戸田では名物の高足ガニと共に底引き網漁で水揚げされます。愛知県や三重県では「ガスエビ」、鹿児島県では「タカエビ」のように、地域によって通称名は異なります。9月~5月にかけて、漁協の直売所やインターネットなどで販売されます。

<特徴>
駿河湾のミネラル分を多く含んだ海洋深層水で育った本えびは、甘みと旨みのバランスに優れ、主にお刺身で食べられています。トロッとした食感とコクのあるほのかな甘みは、駿河の甘エビともいえるおいしさです。しかし、デリケートで時間の経過とともに鮮度が低下してしまうため。急速冷凍して鮮度を保っています。

<栄養>
縁起物としても用いられるえびは、豊富な栄養素があります。免疫力の向上や疲労回復効果が期待できるたんぱく質、抗酸化作用や肩こり・冷え性に効果があるとされるビタミンE、骨粗しょう症や高血圧の予防が期待できるカルシウムなどが多く含まれ、高タンパク、低カロリーの食材です。