「京唐菜」は、葉と茎を食べるために改良された“とうがらし”です。2004年に京都市と京都大学が共同で研究し作られた比較的新しい京野菜で、「新京野菜」の1つとなっています。収穫時期は6~10月と長いものの、京都市での限定生産のため、なかなか見かけない貴重な野菜です。
<特徴>
普通のとうがらしの葉に比べて柔らかく、加熱調理することによってとうがらし特有の苦みやえぐみが消えます。青菜類が少なくなる夏場に旬を迎え、おひたしや炒めものなど様々な料理に活躍してくれる野菜です。
<栄養>
身体を酸化から守り白血球の免疫力を高める働きを持ち、コラーゲンを生成し、一方でメラニンの生成を抑えるなどお肌にとって大切な成分であるビタミンCはほうれんそうの1.8倍、骨の生成に欠かせないカルシウムは3.4倍と、高い栄養価を誇ります。また、鉄などのミネラルも含まれ、夏場に不足しがちな栄養成分を補給する葉物野菜として注目されています。