桜えびは3月中旬~6月初旬の春漁と、10月下旬~12月下旬の秋漁の年2回のみ、漁が行なわれます。桜えびは駿河湾のほかに、東京湾、相模灘にも生息していますが、漁業の営業許可を静岡県のみが認めていることから、国内の水揚げは100%駿河湾となっています。この桜えび漁の許可証をもつ船は、由比・蒲原・大井川地区の合計で120隻しかないため、桜えびはとても貴重なものです。
<特徴>
近年は桜えびの生息が台湾沖でも確認され、台湾などからの輸入品も増えてきていますが、駿河湾産は甘みや旨みが違います。桜えびは体表に発光体を持ち、これが多いほど甘みや旨みが高くなります。この個数が駿河湾産は160個前後あるのに対し、台湾産は100個前後。糖度計で計ってみても駿河湾産は甘いことがわかっています。
<効能>
桜えびは身も殻も全て食べられるのでたくさんのカルシウムを摂取することができます。100gあたりで比較すると牛乳の4倍程度あり、骨粗しょう症の予防改善に最適な食材といえます。また、丸ごと食べることで、免疫活性作用や肥満防止、整腸作用などがある、キチン・キトサンを摂取することができます。美容と健康にぴったりの食材です。