白びわ

土肥の特産品「白びわ」は、全国で伊豆市土肥地区だけで生産されています。寒さや雨風に弱いため栽培が難しく、傷みやすいため出荷も難しいことから、ほとんど市場に出回ることのない稀少品です。そのことから「幻の白びわ」とも呼ばれています。

普通のびわと比べると果肉が白っぽく、糖度が高く上品な甘みがあり、みずみずしいのが特徴です。
収穫期は毎年5月下旬から6月中旬で、「白びわ狩り」も楽しめます。

<栄養>
カロテンが豊富に含まれるため、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病予防に効果があります。また、びわの葉は昔から薬として利用され、咳止めなどに効果的です。

<保存法>
日持ちがしないので、買ったらすぐに食べるようにしましょう。冷蔵庫など低温のもとでは痛みが早くなる果物のひとつなので、冷やすのは食べる直前にし、それまでは冷暗所においておきましょう。保存は冷暗所で2日程度です。

<加工品>
土肥のお土産として人気の高い「白枇杷ワイン」、「枇杷ジャム」、「びわゼリー」など、白びわを使った加工品は、お土産販売店や農産物直売所などで一年を通じて販売されています。