世界には3000~4000種類のさつまいもがあるといわれています。日本で栽培されているのは数十種類ほどで、東日本では「紅あずま」、西日本では「鳴門金時」が主流です。近年、種子島特産の「安納芋」や、加賀の伝統野菜「五郎島金時」など地域特産のさつまいもが人気で、静岡ブランドのさつまいもも注目を集めています。
さつまいもは食物繊維が多く含まれるので、腸の状態を整えたり便秘予防効果が期待できます。形は太めのものより細めのものの方が食物繊維が多いといわれています。
<三島甘藷(みしまかんしょ)>
「箱根西麓三島野菜」のひとつ「三島甘藷」は、水はけの良い火山灰土と保肥力のある赤土とが混ざり合ったミネラル豊富な土、日差しが十分に降り注ぐ標高50m以上の斜面に広がる畑で栽培されています。
品種は「紅あずま」・「紅高系」の2品種。糖度は14度と高く、いちごやマスクメロンの糖度に匹敵するほどの甘さで、ほくほく感としっとり感を同時に味わえるのが特徴です。
<うなぎいも>
「うなぎいも」は、うなぎを扱う養鰻場や料理店、うなぎ加工業者から出る「うなぎの頭や骨」から作った「うなぎ肥料」を使って育てた遠州産のさつまいもです。
品種は「紅はるか」、糖度が高くしっとりとした食感が特徴です。うなぎいもを使用したアイス、プリン、タルト、どら焼きなどのスイーツから焼酎まで「うなぎいも商品」が多数販売されており、浜松の新名物となっています。