アメーラトマト

トマトには強い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化などの予防効果が高いリコピンが含まれています。そのほか栄養成分も多く、クエン酸などの働きで血糖値の上昇も抑えてくれます。
アメーラトマトは潅水(かんすい)を抑えた養液栽培システムで作られ、栄養価が凝縮されています。

<特徴>
アメーラは静岡県農林技術研究所が開発し、1994年に発表された高糖度トマトのブランド名で、静岡弁の「甘えらー」から名付けられました。大きさはミディトマトほどで、果頂部には星状の白い線がしっかりと入っています。また、一般的なトマトに比べ甘味が強く、ゼリー状の部分も甘味酸味がバランスよく感じられます。季節によって甘味酸味に若干差が出ますが、出荷基準糖度は7~8度以上と決められています。

<産地・旬>
静岡県が主な産地で、焼津、藤枝、静岡、沼津、牧之原、浜松、富士宮、小山町に栽培施設があります。また、長野県軽井沢町でも作られています。寒い冬から春にかけては比較的温かい静岡県で、夏から秋は冷涼な高冷地の軽井沢町を主な生産地として、一年を通して出荷されています。

<アメーラルビンズ・ルビンズゴールド>
潅水をぎりぎりまで控えて、小さなままで成熟するように独自の技術で栽培しています。厳しい環境で育つことで、熟した時にリコピン、ポリフェノール、ギャバ、β‐カロチン、ビタミンCの健康成分が濃縮されます。アメーラルビンズとルビンズゴールドは出荷基準糖度が10度以上と決められています。