今回は、伊東市にある「十割蕎麦　そば処　明日葉」さんにおじゃましました。こちらは伊豆高原の真ん中にあり、創業65年を迎えるお蕎麦屋さんです。伊豆高原は犬高原とも呼ばれるほど犬連れに優しい街で、観光地でもあることから、観光のお客様が7割ほどを占めています。お店のテラス席は犬OKで、犬連れOKのお蕎麦屋さんが珍しいこともあり、休日はテラス席を待つお客様も多くいらっしゃいます。店名の“明日葉”は伊豆の特産野菜です。生命力あふれる地野菜のようなお店になるようにと願いが込められています。

蕎麦メニューの中で、「大えび天せいろ(1,980円)」はお店のおすすめでもあり、一番人気でもあります。こちらの大えびはお店の入り口にも掲げられている、お店の看板メニューです。20cm級の大えびがどーんと乗っており、ボリューム満点の一品です。大えび天には食べやすくカットできるように、ナイフがついています。せいろはお蕎麦の風味を楽しむことができます。

こちらのお蕎麦は、国産蕎麦粉を使用した十割そばで、蕎麦の香りを楽しむことができます。使用している蕎麦粉は、ほぼ毎月気候に合わせて産地を変えていらっしゃいます。蕎麦粉工場には、明日葉さん専用の製粉ルームがあり、蕎麦の風味をしっかりと維持したままお店に届けられています。注文を受けてから、お蕎麦を打ち、天ぷらを揚げるため、お蕎麦は風味をしっかりと感じられ、天ぷらはサクサクを味わえますよ。

寒い今の時期にぴったりなのは「桜えびのかき揚かけそば(1,980円)」。香り高い桜えびをふんだんに使ったかき揚げと、温かいかけ蕎麦を楽しめます。
かけ蕎麦は出汁を楽しむことができます。「明日葉」さんの出汁は、利尻昆布を使用されています。京都の料亭以外で使用されているお店はほとんどない利尻昆布の風味をしっかりと出すため、前日から仕込んで出汁を取られています。かえしも老舗割烹が使用しているような割烹醤油や、沖縄の黒糖などを使って作られています。これらは店主の武田さんが勉強されていたお店の作り方を継承されています。

お蕎麦だけでなく、丼も食べたい！という方には「海老天丼と蕎麦せいろ(1,780円)」がおすすめです。大きな海老天以外にも、伊豆特産の明日葉の天ぷらなどが乗った、ボリューム満点の小丼です。他にも「桜えびかき揚丼と蕎麦(1,780円)」や「しらす丼と蕎麦(1,780円)」もあります。

体の芯から冷える今の時期には、「大海老鍋焼きうどん(2,480円)」もおすすめです。お店の看板にもある20cm級の大海老と明日葉の天ぷらがついてきます。揚げたてのサクサク食感と、うどんのコシをお楽しみいただけます。体の中から温まれますよ。うどんメニューは他にも、「大えび天(1,900円)」や「桜えびかき揚(1,780円)」など、いろいろありますよ。

お蕎麦はせいろを注文して、「とり天(3個650円)」や「天ぷら盛合せ中(2,180円)」を一緒に注文するのもいいですね。天ぷら盛合せは、大が3～4人前で2,780円、小が1～2人前で1,580円もあります。大勢で来店の際には盛合せを頼んで、みんなでシェアしてもいいですよね！とり天は衣はサクサク、中はジューシーで、ワサビや塩をつけて食べると絶品です。

「明日葉」さんからよりみち読者に嬉しいサービスをいただきました！「よりみち見たよ！」と声をかけてくださったお客様には、自家製の梅ジュースとお茶菓子をサービス♪お茶菓子の内容は日によって変わりますので、ご了承ください。梅ジュースは伊豆高原産の黄金梅を使用されています。酸味が少なく、甘みを感じられる梅ジュースは、お口直しにぴったりです。

屋外のテラス席は人気のため、予約しておくと安心です。ご予約は平日のみとなりますので、ご注意ください。もちろん店内のお席も平日のみご予約可能です。ご予約は、お電話、ホットペッパー、お店のインスタグラムのDMからできます。平日の来店を考えていらっしゃる方は、ご利用ください。

実は「明日葉」さん、インスタグラムのフォロワーさん限定で蕎麦コース料理もお楽しみいただけます。気になる方はフォローして、DMからご予約を！

レジ付近には、そばかりんとうや、地のりなど、お土産も販売されています。訪れた際の思い出やお土産にぜひ。

河津桜の見頃となった今の季節。桜を見に訪れた際には、ぜひ美味しいお蕎麦を食べに「明日葉」さんにお立ち寄りください。

取材：みづき