今月は富士市にある「カネワ　(有)渡辺商店」さんにおじゃましました。1973年創業のこちらは、創業当時は乾物屋を営んでいましたが、お料理好きの店主のお母さまがお惣菜を提供するようになり、現在はお弁当やお惣菜を中心に販売されるフードショップとなりました。もともとご近所の方が多く訪れていましたが、5～6年前からは富士市にあるコリドーフジでお弁当を販売している影響で、そこでお店のことを知ったお客様も訪れています。

店内に足を踏み入れると、明るく元気なお母さんたちの声が聞こえてきます。そして店内には野菜や洋服、お菓子、洗剤など、日常生活で必要なものがたくさん並んでいます。店の奥には手作り雑貨コーナーがあります。こちらはお客さんが作られたトートバッグやがま口などを販売されています。色やデザインがそれぞれ異なるので、一点モノに出会えるかも！？

ショーケースにはさまざまなお惣菜が並んでいます(100g145円～)。おじゃましたのはお昼前でしたが、売り切れてしまったお惣菜もあったとのことでした。こちらで販売されているお惣菜は、冷凍食品などは使用せず、合成調味料なども極力使用しない本当の意味での手作りにこだわっています。使用する食材は、なるべく地産地消を心がけており、おふくろの味のようなお惣菜をいただくことができます。地のものが入荷しない場合には、その時期に一番美味しい食材を仕入れて対応されています。販売されるお惣菜は毎日80種類以上。売り切れ次第終了となるため、いろんなお惣菜を購入したい、たくさんあるお惣菜から選びたいという方は、オープン直後の来店がおすすめです。

こちらは一番人気の「ピーナッツなます(写真左)」。紅白のなますは一般的に知られていますが、富士市や富士宮市では落花生が特産物ということもあり、すりつぶしたピーナッツを加えたピーナッツなますが定番です。なますの酸味に、ピーナッツのコクが加わり、酢の物が苦手な人でも食べやすくなっています。
最近は金時豆の人気が急上昇中です。甘さが控えめでふっくらとした金時豆は、リピートしたくなる気持ちがよく分かります。
お惣菜は量り売りですが、中にはパックに入ったものもありますので、必要に応じてお好きな買い方で購入できます。

こちらは日替わり弁当(580円)。煮物や揚げ物、箸休めのおかずが入っていて、ボリューム満点。そんなお弁当がこの価格でいただけるとあって、取材中も手を伸ばすお客様がいらっしゃいました。おかずは日替わりなので、いつも新しいおかずに出会えます。おかずのみの販売もされています。夕飯のおかずに活用できる量が嬉しいですね。お弁当は、おかずをショーケースのお惣菜から好きなものを好きなだけ選ぶことができるお好み弁当もあります。価格はお惣菜や分量によって変わります。選ぶお惣菜はいくつでもOK。
お弁当は配達対応もされています。予算に合わせた内容で作っていただけるので、気になる方はぜひお問合せください。注文は1週間前までにお願い致します。

手作り惣菜にこだわり、ご近所の方の憩いの場にもなっている「カネワ　(有)渡辺商店」さん。美味しいおふくろの味を求めにぜひ！元気なお母さんたちが出迎えてくれますよ～。

取材：みづき