今月は榛原郡川根本町にある「崎平YANBY OUTDOOR FIELD」さんにおじゃましました。こちらは合同会社YANBYさんが運営し、今年の3月21日にオープンしたアウトドア施設です。“やんばい”とは川根地区の方言で「いい塩梅」という意味があるそうですよ。キャンプ場だけでなく、アウトドア業界を盛り上げていきたいというコンセプトから、「アウトドアフィールド」と名付けられています。川根の自然を楽しめる施設とあって、県内外からキャンプ好きの方々が足を運ばれています。

この場所にはもともと民家と畑があり、構想1年、作業1年の約2年をかけて創設メンバーの長所を活かしながら設計、造成、建築、植樹などキャンプ場のほとんどがご自分達の手で作られています。管理棟を見てみると、もともとあった柱と梁が残されており、趣のある建物となっています。

キャンプ場のすぐ目の前には大井川と大井川鉄道の線路があり、川根らしい景色を堪能できます。現在は休業中ですが、運行が再開されると大井川鉄道のSLやトーマスを見ながらキャンプを楽しむことができますよ。人気のトーマスを間近で見られることから、家族連れにも喜ばれること間違いなしのキャンプ場です。

こちらの特徴は小規模なキャンプ場であること。各サイトから管理棟やシャワー棟まで遠いのが一般的ですが、「YANBY OUTDOOR FIELD」さんは各サイトから見える位置にあり、より安心感を感じられます。また小規模にすることでプライベートも保たれるため、初心者にもやさしいキャンプ場となっています。

また、女性専用のパウダールームや完全個室のコインシャワーもあり、女性にやさしいキャンプ場としても人気です。授乳コーナーも完備しているため、小さなお子様連れも安心してご利用いただけます。

各サイトの利用料は、シーズンやプランによって異なりますので、予約サイト「なっぷ」をご確認ください。ご予約は2か月前から受付しており、「なっぷ」からご予約が可能です。

初心者にもやさしいキャンプ場ということもあり、ほとんどのキャンプ用品をレンタルすることが出来ます。川根周辺のキャンプ場では、ここまでレンタルできるところはほとんどないため、キャンプ初心者にはうれしいサービスです。レンタル品の詳細や予約も「なっぷ」から確認できます。
管理棟には売店があり、キャンプ用品や日用品などが販売されています。キャンプ場は民間委託されているところが多く、売店の品ぞろえは似たものになりがち。こちらは自社運営のため品ぞろえも他のキャンプ場よりも充実しているのも特徴です。ルアーやステッカーなど、こちらでしか手に入らないものもあるかも！？

食事に使用する食材はすべて持参となりますが、車で10分以内のところにスーパーやテイクアウトできる飲食店もあるため、お好きな食材を持ち込んで各々好きな時間を楽しむことができます。

目の前の大井川へと降りられるようにウッドデッキを現在建設中。近々完成する予定ですので、川遊びなんかも楽しめるようになりますよ。また、ダム湖でのSUPツアーなどのイベントも計画されているそうです。このツアーはキャンプ場からダム湖へ移動してSUPを体験し、またキャンプ場に戻ってくるというコースを予定されていて、川根の自然を目いっぱい堪能できます。イベントの詳細や予約も「なっぷ」からできますので、ぜひ一度アクセスしてみてください。

イベント以外にもさまざまなことの企画を考えられている「崎平YANBY OUTDOOR FIELD」さん。どんどん成長していくキャンプ場で、川根の自然を堪能してみてはいかがでしょうか？

取材：みづき