今月は伊豆市にある「伊豆漁協土肥大藪直売所」さんにおじゃましました。こちらは昭和57年にオープンした漁協の直売所で、海産物を求め、土肥を訪れた観光客を中心に多くの方が訪れています。土肥には老若男女問わず、幅広く観光に訪れていますが、夏は海水浴を楽しむ若い方やお子様連れが増えます。また東京からのアクセスも良いことから、関東地区の方が多く訪れています。おじゃました日も駐車場には関東ナンバーの車が多かったです。

店内に入って目を引くのはこのいけす！おじゃました日には、活きのいいサザエとイセエビが販売されていました。こちらはそれぞれ時価となり、その日の価格は店頭に掲示されています。おじゃました日には「○○円分で！」と購入されている姿を見かけました。ちなみに春と秋は比較的お求めやすい価格になるそうですよ。

水産加工品の中でもおすすめは、ひじきと天草。どちらも土肥の特産品です。西伊豆産のひじきは、新芽の柔らかい春先に摘み、昔ながらの鉄窯で煮熟したもので、水で戻してから使用します。煮物にしてもよし、サラダにしてもよしで、その美味しさからリピーターが増えてきている商品です。土肥産のさらし天草は、さらなる高みへと昇華させる“さらし”といわれる伝統製法で作られており、一等品といわれるほどの品質。さらし天草は和菓子屋さんなどからもたくさん注文が入るほどの人気商品です。どちらも「しずおか食セレクション」に認定されています。

他にも伊豆地区の商品を中心に、多くの水産加工品も販売されています。販売されている干物は加工を西伊豆で行ったもの。中には土肥産のいさきなども取り扱いされています。

西伊豆の塩鰹や金目鯛関連の商品や、岩のり、県内産のお茶や紅茶なども販売されており、こちらに来れば県内の名産品をたくさん購入することができます。

夏になると名産の一つであるトコブシを購入することもできます。温めるだけで食べられるように加工し、冷凍された商品を販売しています。気になる方はぜひ。
ちなみに生もの以外の商品は年間を通して大きく変わることはありません。

「伊豆漁協土肥大藪直売所」さんでは配送対応もしてくれます。たくさん買っても持って帰るのが大変・・・という方には嬉しいサービスです。また、来店しての購入が難しい方には電話注文で発送もしてくれます。こちらもぜひご活用ください。

土肥だけでなく、伊豆地区の名産品を購入することができる「伊豆漁協土肥大藪直売所」さん。近くには土肥金山や海水浴場などがあり、観光帰りに立ち寄るのにぴったりです。早咲きの土肥桜は終わってしまいましたが、そのほかの桜を楽しめるため、観光帰りにぜひお立ち寄りください。美味しい海産物と広大な海がお待ちしていますよ～。

取材：みづき