今月は富士市にある「寿司まさ」さんにおじゃましました。こちらは昭和54年創業のお寿司屋さんで、8年前からは2代目の大将がお店を切り盛りされています。近隣の会社に勤める方々を中心に、近所の方たちに長年愛され続けています。店名の“まさ”は先代の大将のお名前から。2代目に代替わりしてからは、訪れるお客様も若い世代が多くなってきているとのことでした。

お店に入るとたくさんのネタが並んだカウンターが目に飛び込んできます。カウンターに並んでいるネタは全て違うものが並び、約40種類あると言います。大将は「まぐろの仕入れはまぐろ屋さんに、その他の魚は魚屋さんにお任せして仕入れています。その道のプロは良いものを見つけてくれるので信頼しています。」と話します。なるべく地物を使いたいと考えている大将。駿河湾ではさまざまな魚が獲れることもあり、地物でもこれだけ多くのネタを仕入れることができるとのこと。また魚屋さんで捌いてもらったものを仕入れることもできますが、「寿司まさ」さんではそのまま仕入れることにこだわっています。それは、そのまま仕入れて自分で捌くことで魚の状態を見ることができるから。

豊富なネタの中で人気のネタは、浜松産の芽ネギ、穴子、まぐろ(赤身・中トロ・すき身)など。ネタは1貫あたり平均300円。おかみさんが味付けしたかんぴょうやいなり寿司も人気です。お好みで食べたいものを注文も良いですが、迷ってしまう方は大将にお任せの「おきまり寿司」もおすすめ。並は巻物も含めて7種類で1,400円(写真左)。人気の芽ネギやまぐろもあります。おきまり寿司は他に、8種類の中(1,700円)、中と同じ数ですが、ネタが変わる上(2,200円)、10種類の特上(2,600円)があります。ネタは仕入れによって変化します。また、要望があれば変更も対応してくれます。

お寿司にはちらし寿司もあります。これらにはみそ汁もついてきます。お寿司以外には、一品料理の焼き物があります。こちらは仕入れ状況や季節によって、内容が変わります。これからの季節は牡蠣バターなども登場予定。一品料理にある茶碗蒸しは人気の一品です。銀杏や鶏肉はなく、貝など海鮮系が入った茶碗蒸しで、魚介の出汁を感じられると多くのお客様に愛されています。

「寿司まさ」さんでは、大将がお酒好きということもあり、大将が選んだお酒が並んでいます。メニューに青字で書かれているお酒は、季節によって変わるもの。珍しいお酒もラインナップされています。そんなお酒はボトルキープも多いです。美味しいお酒と美味しいお寿司、至福の時間が過ごせますね。

お店では宴会コースもあります。飲み物は別で、4,000円～。20名まで対応できるお座敷がありますので、法事などに利用される方もいらっしゃいます。ご予約はお電話で受け付けされています。

最近はテイクアウトも増えています。貝類以外であれば、お好みのお寿司をご自宅で楽しむことができます。希望される方は前日までにお電話でご注文ください。テイクアウトの容器は、使い捨てできるプラスチックだけでなく、寿司桶もご利用いただけます。寿司桶は返却が必須ですが、大切な日にはぴったりです。なお商品の受け取りは、営業時間内のみとなりますので、ご了承ください。

お店は人気で満席となる可能性もあるため、お電話で予約されてからの来店がおすすめです。「寿司まさ」さんでは、お客様の要望にはなるべく応えるようにされています。アレルギーや苦手なものなど、お気軽に相談いただけます。

地元で愛され続け、新鮮でおいしいお寿司を楽しめる「寿司まさ」さん。寿司ディナーを堪能しに、ぜひ足を運んでみてください。

取材：みづき