今月は三島市にある「SWEETS STUDIO Poco a Poco」さんにおじゃましました。こちらは製造者の尾林さんがお一人で経営されています。以前から三島市内でお菓子教室の講師を務めたり、自宅のお菓子工房で教室を開いたりしていましたが、昨年11月よりお菓子の販売を始めました。通常はインターネット、FAX、電話での販売ですが、「実際に目で見て選びたい！」という方のために、不定期で店頭販売を行なっています。店頭販売は月に1度のペースで行なっています。

店頭販売では、ジャムや焼き菓子の全種類に加えて限定メニューも販売されています。教室で生徒さんから好評だったメニューが限定メニューとして販売されることが多く、早いときには開店1時間で完売してしまいます。過去に販売された限定メニューはカップデザートやロールケーキ、エッグタルトなどで、どれも食べてみたくなる商品です。商品は全て予約ができるので、確実に購入したい方は電話で予約しておくことをオススメします。

尾林さんが「他にはないものを作りたい」と一番こだわっている商品が手作りのジャムです。風味を一段とよくするため、バニラビーンズやリキュールを使用しています。素材に合うものを考えた結果、全てに違うリキュールを使用しています。そのため、工房にはたくさんのリキュールが並んでいました。そんなこだわりが詰まったジャムは種類が豊富。「ブルーベリー」や静岡産紅ほっぺを使用した「いちご」以外にも、「巨峰」や「アメリカンチェリー」などの珍しいものや季節限定のものなどがあります。

焼き菓子もラスク(430円)やフィナンシェ、マドレーヌなど、どれも人気の商品ばかりです。良質な材料にこだわり、注文を受けてから一つ一つ丁寧に作っています。贈り物用やプチギフトなどの詰め合わせも用意してくれるのは嬉しいですね。

自宅のお菓子工房では教室を開いています。生徒さんの要望に応じて、ケーキ・パン・和菓子などを教えてくれます。取材におじゃました日は午前中に教室を開いていて、ふわふわパンケーキとスティックケーキを作っていました。現在月1回コースに11～13人の方が通っています。教室の日はコースごと固定ではなく、その都度、次回の日程を決めるため、多くの方が参加できるようになっています。

尾林さんが一つ一つ丁寧に作り上げたジャムや焼き菓子を、ぜひ一度ご賞味ください。

取材：みづき