今月は、裾野市の菅沼ブルーベリー摘み取り農園「ブルーベリーハウス」さんにおじゃましました。菅沼さんご夫妻は「地域の人が集うコミュニティのある農園を作りたい。農薬を使わずに育てたブルーベリーを生で味わってほしい。」と長年の夢だった観光農園を10年ほど前に開園。
農園は2ヶ所で合わせて1200坪、8種類800本ほどのブルーベリーが栽培されています。主な品種は「ラビットアイ系」。実が一度うさぎの眼のような赤色になってから青色に変化していくので「ラビットアイ」という名前がついたそうです。眼に良いと言われる「アントシアニン」が多いのが特徴。
こちらの農園では、ブルーベリーの摘み取り体験ができ、100ｇあたり200円で自分で摘み取ったブルーベリーを持ち帰ることができます。おいしいブルーベリーの見分け方は「触れるとポロッと取れるのが甘く熟している証拠。色づいていても引っ張らないと取れないものはまだ熟していないんですよ。」と教えていただきました。摘み取る時間帯は午前中が最適。
朝露が乾いていてまだ気温が上がっていないうちに摘み取るのがベストなので、おいしいブルーベリーを収穫していただきたいと営業時間は午前中だけなんです。摘みたてはフレッシュで、さわやかな甘さと酸味が絶妙♪
完全無農薬で育てられたおいしいブルーベリーを求めて、毎年多くの常連さんが訪れるそう。たくさん摘み取って持ち帰り、冷凍保存したり、ジャムを作る人も多いそうですよ。

農園入り口にあるかわいらしい建物にはカフェと間違えて来る人もいるほど。こちらはブルーベリー狩りのお客様の休憩所＆ギャラリースペースになっています。ギャラリーでは地元のアーティストの方々の絵画作品等を展示したりミニコンサートなども時々開かれていて、地域住民の憩の場となっています。

ギャラリーから眺める農園は、５月にはすずらんのような白い花、秋には葉が真っ赤に染まり紅葉も楽しめるそうです。ブルーベリーは収穫時期だけでなく、四季を通じて楽しめるんですね。
今年の夏休みは家族そろってブルーベリー狩りにお出かけしてみませんか？

取材：望月