今回ご紹介するのは、「志戸呂焼」・継承者 白幡鳳悦氏です。
志戸呂というのは、この地域の呼び名で、志戸呂焼の歴史は室町時代にまでさかのぼります(!!)
この土地特有の“堅い”志戸呂の土を使い、志戸呂=金谷周辺=お茶の町=茶つぼ、茶碗、茶道具類が創られ愛用されています。
その継承者である白幡氏は今年81歳を迎える金谷の陶工のひとりです。
幼くしてこの道に入り、以来70年近くを志戸呂焼一筋に精進してこられました。工芸作家というよりは、むしろ「伝統に根ざした技術の伝承者」として、かたくなに制作を続けている方といっていいでしょう。
茶碗、器などを眺めるだけでも趣があっていいですが、伝統を守るという使命の元、創作をしている白幡氏のお話や人柄にふれてみると、また違う器に見えてきます。そして、ひとつひとつの作品で伝承されている歴史にふれてみるのも、また年月の深さや伝統の大切さを感じることができます。
展示会等も開催されますので、一度足を運んでみては?
また、こちらで体験・創ることができますので、ご希望の方は、前日までにご連絡ください。
取材:ユッチ
志戸呂焼「志戸呂焼陶房」
住所 | 静岡県島田市番生寺60 | TEL | 0547-45-2874 |