日本の秋の魅力といえば、やはり山肌を美しく彩る紅葉です。今回は、一度は足を運んでみたい紅葉の名所を全国から厳選してご紹介します。ただ眺めるだけではない楽しみ方で、絶景を満喫するのはいかがでしょうか。 (見頃は天候によって前後します)
全国の紅葉名所
筑波山(つくばさん)ケーブルカー&ロープウェイ (北関東:茨城県つくば市) 見頃:11月中旬~12月上旬
2つの山のいただきからなる筑波山では、ロープウェイに乗って紅葉を楽しむことができます。山頂へ向かう約6分のロープウェイからは、紅葉の大パノラマと関東平野を一望できます。山頂だけでなく、ふもとにも紅葉が広がっているので、筑波山一帯の秋を存分に感じられます。
猊鼻渓舟下り(けいびけいふなくだり) (東北:岩手県一関市) 見頃:10月中旬~11月上旬
北上川支流の砂鉄川が石灰岩を浸食してできた渓谷を流れる川では、往復約90分の船下りを楽しむことができます。船頭が竿一本で操る船に身を任せ、鮮やかに彩るモミジが映し出された水面の上をゆっくりと進んでいくと、あたり一面に紅葉の絶景が広がります。
嵯峨野(さがの)トロッコ列車 (近畿:京都府京都市~亀岡市) 見頃:11月下旬~12月上旬
嵐山の嵯峨駅から亀岡駅の保津川沿いを走る観光列車の沿線に植えられた約1000本のカエデやモミジの中をくぐり、まるで紅葉のトンネルに入っているような気分になります。片道約7.3kmを25分で走り、景色を楽しむことが出来ます。
県内の紅葉名所
寸又峡(すまたきょう) (中部:榛原郡川根本町) 見頃:10月下旬~11月下旬
エメラルドグリーンの川面から高さ8m、長さ90mにわたってかけられている夢のつり橋からの紅葉の眺望は、SNS映えスポットとしても人気です。また、観光地の温泉街から、夢のつり橋や飛龍橋などをめぐる遊歩道コースが整備されていて、約90分で周遊することができます。
小國(おくに)神社 (西部:周智郡) 見頃:11月中旬~12月上旬
約30万坪の広大な敷地にある小國神社は、紅葉名所ランキングでも1位になるほどの人気のスポットです。
平坦な散策コースの中でも、宮川沿い約1kmには、大小1000本のモミジが植えられ、ゆっくりと散策することができます。特に、紅葉と鮮やかな朱橋の組み合わせは息をのむような美しさです。
一碧湖(いっぺきこ) (伊豆:伊東市) 見頃:11月下旬~12月上旬
「伊豆の瞳」とも呼ばれる一碧湖では、クヌギやブナなどの木々が赤く染まり、落ち葉も積り、秋ならではの美しい景観が見られます。池の周囲を1~2時間かけて歩いて回れるハイキングコースもあり、落ち着きある湖畔の自然を楽しみながらじっくり鑑賞することができます。
秩父宮(ちちぶのみや)記念公園 (東部:御殿場市) 見頃:11月下旬~12月上旬
秋も深まる11月になると、園内の木々が徐々に色付き始め、園内のもみじ園では、約200種類のモミジやカエデを見ることができます。歴史を感じる情緒あふれる建物と、紅葉の赤や黄色のコントラストが何とも映えるスポットとなっています。日没にはライトアップが行われ、昼間とは違う幻想的な風景を楽しめます。