品種で異なる!桜の花言葉

花には花言葉があります。この花言葉は、春に見頃を迎える“桜”にも存在します。今回は桜の花言葉と、県内のお花見スポットについてご紹介します。

桜の花言葉
桜全般の花言葉として有名なものは、「精神の美」「優美」です。「精神の美」はアメリカ初代大統領が子供の頃、桜の木を切ってしまったことを正直に告白したら褒められたという伝説に由来しています。「優美」は桜の花の美しさをたとえてつけられたといわれています。
全般の花言葉とは別に、品種ごとにも花言葉があります。桜の代表的品種であるソメイヨシノには、「純潔」「高貴」「清純」「精神愛」「優れた美人」といったものが付けられています。枝が垂れる桜であるシダレザクラには、「優美」「純潔」「淡泊」「ごまかし」「円熟した美人」が付けられています。ネガティブに感じる「ごまかし」は、枝の影に何かを隠しているような幻想的な雰囲気から来ているとされています。花びらが幾重にも重なって咲く八重桜には、「豊かな教養」「善良な教育」「理知」「しとやか」「理知に富んだ教育」が付けられています。開花時期が入学や卒業シーズンと重なるため、教育に関する花言葉がたくさんつけられていると言われています。


県内のお花見スポット(見頃は天候によって左右します)
○潤井川龍巌淵周辺(富士市)  見頃:3月下旬~4月上旬
日本の絶景である富士山と桜、菜の花が同時に楽しめるスポットです。約50本の桜が植えられています。見頃を迎える時期は多くの人が訪れる名所ですが、駐車場がないため、公共交通機関を利用してください。例年ライトアップも行われており、幻想的な夜桜見物も可能となっています。ドラマの撮影地にもなっています。

○牛代(うしんしろ)のみずめ桜(島田市)  見頃:3月下旬~4月上旬
周囲を茶畑に囲まれた小高い丘にあるエドヒガンの桜で、市の天然記念物にも指定されています。個人所有の桜のため、撮影可能場所などが限られています。静岡ならではの茶畑とのコントラストが美しいと、最近では県内外から多くの人が訪れる場所です。さくらまつりの一環として、例年夜間ライトアップが実施されています。

○那賀川(賀茂郡松崎町)  見頃:3月下旬~4月上旬
松崎町の中心を流れる那賀川沿いに、約1200本のソメイヨシノが植えられている桜の名所です。同時開催する「田んぼを使った花畑」と一緒に楽しむことができます。夜桜のライトアップも行われ、川面に写る桜も楽しむことができます。土手には菜の花も咲いていて、春の風景を満喫できます。

○法多山尊永寺(袋井市)  見頃:3月下旬~4月上旬
薄紅色のソメイヨシノと、濃い桃色のミヤマツツジが一斉に咲き誇り、境内が彩られる姿を楽しむことができます。それを目当てに多くの参拝客のお花見客でにぎわいます。桜まつりでは、名物の厄除け団子が桜味で登場します。桜まつり期間は、親子で楽しめるイベントや期間限定グルメなど、盛りだくさんの内容になります。

潤井川龍巌淵

牛代のみずめ桜

那賀川