梅雨シーズンが到来。雨が多く、じめっとした空気を感じる梅雨時は、湿気によるカビが心配になります。水回り以外にも、クローゼットやタンス、押入、下駄箱など、収納スペースもカビが繁殖しやすい場所。今回は収納部分のカビ対策をご紹介します。
○掃除と換気
まず一度、クローゼットや下駄箱などに入っているものをすべて取り出し、しっかりと掃除をしましょう。カビはほこりなどをエサにして発生しますので、特に梅雨時はきれいにしておくことも大切です。掃除が終わったら、クローゼットや下駄箱の扉を開けておき、奥までしっかりと換気をしましょう。湿気が溜まると、カビやダニの発生を助長してしまうので、風を通して湿気が溜まらないようにしましょう。
梅雨前にしっかりと掃除をしたあとは、週末に少しずつほこりを取り除くように掃除をしましょう。扉を開けての換気は、梅雨の時期は常に行えると良いですが、難しい場合には、毎日扇風機などを使って短期間だけでも風を送ったり、週末だけでも空気を入れ替えたりするようにしましょう。
○収納は八分目
収納スペースにはたくさんしまいたい一心で、無理やり詰め込んでしまいがちです。しかし、詰め込んでしまうと空気の通り道がなくなってしまい、湿気がこもる原因になります。適度に隙間があくように、収納量は八分目まで減らすようにしましょう。これはクローゼットだけでなく、引き出しなどでも同様です。同じ換気をしても、収納量が違うと空気の通り方も変わります。梅雨時に、着ていなかった服や使わないものは処分し、湿気が溜まらない収納に変えましょう。
○しまうときはよく乾かしてから
着たあとの服や1日履いた靴は汗などの湿気をたくさん含んでいます。そのまましまってしまうと、クローゼットや下駄箱の湿気を増やし、カビの胞子を持ち込むリスクが出てしまいます。風通しのよいところに、一晩を目安に置いて、しっかり乾かしてからしまうようにしましょう。靴は乾燥材や除湿剤を入れておくのもおすすめです。この時期よく使う傘も、開いて陰干ししてから片付けるようにしましょう。乾かしたあとは、ほこりや汚れを落としてからしまいましょう。
○押入れはすのこを使用
押入れはそのまま布団をかさねてしまいがち。押入れは空気の通り道が少なくなるため、すのこを活用しましょう。布団の下や壁側、奥側など、すのこで囲うことで隙間を作り、空気の通り道を作ります。クローゼットなどと同様に、扉を開けて定期的に換気をしましょう。押入れは扉をすべて外して全開にするのは難しいです。そこで、襖を中央に寄せて、風の入り口と出口を作りましょう。すのこで作られた通り道を抜けて、換気することができます。
簡単にできる対策ばかりですので、しっかりと湿気対策をし、カビを発生させないようにしましょう。