地球のことを考える日「アースデイ」ってどんな日?

最近では各地でイベントなども行なわれるようになり、少しずつ知られてきている「アースデイ」。地球のことを考える1日であるこの日についてご紹介します。

アースデイの歴史
アースデイは地球環境について考える日として提案された記念日です。毎年4月22日が広く知られており、イベントなども開催されています。
このアースデイは1969年に、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって提起されたのが最初です。そして1970年、アメリカのG・ネルソン上院議員が「環境問題についての討論集会」の開催を呼びかけました。集会が開かれた4月22日を“アースデイ”であると宣言したことで誕生しました。この日にちは「なんでもない日」を選んだともいわれています。このとき開催された集会には2000万人ものアメリカ市民が参加したとされています。それ以降は10年ごとに開催されていましたが、1990年からは毎年開催されています。2020年には50周年を迎えました。
日本では1990年、カリフォルニアから世界中に呼びかけられた初めてのアースデイで、日本各地のグループが参加したのが最初とされています。毎年、アースデイの前後の土日に、代々木公園を中心に「アースデイ東京」を開催するなど、全国各地でアースデイのイベントや企画が行われています。
近年広がってきている、環境問題への意識の高まりの原点とも呼べる記念日です。

アースデイって何?
アースデイは、代表も規則もなく、私たち一人ひとりのものです。民族・国籍・信条・政党・宗派を超え、だれもが自由にその人の方法で、地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動です。一人ひとりが地球のためにできることをすることがアースデイの内容のため、ごみを拾う、ハイキングなどを自然を感じるなども、アースデイの取り組みといえます。地球環境について考えたり、環境問題について知識を深めたりするのも、アースデイの取り組みの一つです。
最近では、エコバッグを持ち歩いてレジ袋の利用を減らしたり、プラスチックストローの使用を取りやめたり、エコな考えや暮らしがすぐ身近にあります。これらもアースデイ的アクション。自分が思う地球のためにできることをやってみる、続けてみることが大切です。
近年は、日本各地で記念コンサートやごみ拾い活動、フリーマーケットなどが開催されています。過去には浜松や三島、伊豆などでもイベントが開催されていました。日本でのイベントの中心的なものは「アースデイ東京」。銀座の歩行者天国がはじまったきっかけともいわれています。昨年からは代々木公園と合わせ、オンラインでも楽しめるイベントを開催しています。期間も約1か月半と長く開催しているため、オンラインイベントから参加してみるのもいいかもしれません。

私たちが暮らす地球のためにできること。今年の4月22日は、地球環境について少し考えて、やってみる日にしてみてはいかがでしょうか?