年が明け、寅年が始まりました。日本には、十二支があり、年賀状などもあることから干支を意識する方も多くいらっしゃいます。そんな干支にはそれぞれの特長があるといわれています。今回は、今年の干支“寅”についてご紹介します。
寅年の意味
この“寅”は動物の虎を表しています。この「虎」からもわかるように、勇猛果敢である様子や周りを見渡す力がある事から、問題などが明確になりやすいという意味も含まれています。また、決断力の象徴という意味も持っています。「寅」という字は「演」から来ているともいわれており、「演」の語源である「延」から「延ばす」という意味を持ちます。十二支は中国から伝わっており、もともと植物が循環する様子を表しています。十二支で3番目となる寅は、新しい命が芽生えはじめた子年、種の中で育つがまだ伸びることができない丑年に続いており、芽を出したものが成長していく年や、これから成長する物事の象徴が生まれる年といわれています。
寅年の性格・運勢
性格や運勢についてはさまざまな見解がありますが、多く言われている特徴としては、勇敢な性格と正義感の強さがあります。また、単独で行動することを好む傾向があります。しかし、必要であれば集団でも動き、ムードメーカーとしての役割を果たそうともする特徴があります。
そんな寅年の中でも、36年に一度の周期でしか巡ってこない「五黄の寅」があります。この「五黄の寅」は最強の運勢といわれていて、今年はその「五黄の寅」の年です。これは九星気学において最強の運勢と言われる「五黄土星」と、十二支の中で最も運勢が強いと言われる「寅年」が重なった年に生まれた人のことを表します。この年に生まれた人は大物になると言われているほどです。今年のほかに、昭和61年、昭和25年、大正3年がこの年に該当します。あの天下人・徳川家康も五黄の寅生まれといわれています。
寅年と他の干支の相性(あくまで一般的な見解です)
子年:どちらも行動的で似たような性格で、寅がリード役になることでお互いの長所が伸びていく相性です。
丑年:性格に共通する部分が多くあり、なかでも欠点の部分が似通っているため、最も理解し合える相手です。
寅年:同じ性格なため、非常に気が合うとても良い組み合わせです。
卯年:柔和な性格で献身的な卯年を、寅が守る形になると、うまくいくことが多い関係です。
辰年:一途な性格が共通していて、理解し合える部分があり、相手を尊重することができる良い関係です。
巳年:お互いの性格が真逆のため、違いを理解し、譲歩しあう努力があると良いです。
午年:お互い行動的で、傷つきやすい部分も共通しているため、気が合う良い相性です。
未年:性格が違うものの、その違いが上手く作用しやすいため良い相性です。
申年:似た者同士に見えますが、やり方や意見が異なるため、役割を分担すると良いです。
酉年:共通点があまりないため、お互いに良いところを見つけようとすると良いです。
戌年:考え方が似ており、心を許し合える関係です。
亥年:お互い自立心が強く、自分の意思を突き通す性格のため、一歩引いてみると良い関係です。