梅雨が近づいてくると、湿気や外干しできないなど、なんとなく鬱陶しさを感じてしまいます。そんな梅雨だからこそできるハウスケアをご紹介します。

梅雨は掃除に絶好のシーズン
年末＝大掃除のイメージから、掃除は冬のものと思われている方も多いのではないでしょうか？実は寒い時期は人の動きが鈍くなるように、油汚れなども固まって落ちにくくなっています。またホコリも乾燥していることで舞いやすく、取り除きにくいといわれています。しかしこれからの梅雨シーズンは、冬よりも油汚れが固まっていないため落ちやすいだけでなく、高い湿度でホコリが舞うことなくしっかりと落とすことができます。場所別のオススメ掃除法をご紹介します。


○網戸
網戸は梅雨時の掃除が最適です。網戸のホコリは乾燥していると舞いやすいですが、湿気のある曇天や小雨の日には舞うことなく効率よく落とすことができます。

まず、ホコリが大量についている場合には、裏側に新聞紙を当てながら掃除機でホコリを吸い取ります。次に雨の降る日に、網戸を取り外し、雨がよく当たるような場所に、なるべく地面と平行になる角度で立てかけます。雨が吹き込みにくい場合には、ベランダ手すりなどを活用し、垂直に近い角度でも構わないので、網戸に雨が当たるようにします。半日～1日、雨に当てておけばかなりの汚れを落とすことができます。汚れのひどい場所は、雨の弱いときにスポンジなどを使ってこするようにしましょう。

網戸を外して立てかけるのが大変な場合には、ホコリを掃除機で吸い取った後、市販の網戸用のお掃除シートで表面をこするように拭くことで汚れを落とすことができます。


○ベランダ
ベランダ掃除も雨の日がチャンスです。風邪をひかないように、カッパを用意するなどして掃除をしましょう。ベランダ掃除では、一戸建てでは水仕舞いによって水を流して掃除できなかったり、マンションなどではベランダ掃除に水の使用を禁じているところもあったりと、水を使う掃除が出来ないこともあります。しかし、自然に降る雨を利用すれば問題なく解決できます。デッキブラシでこするほどでもない汚れは、古いTシャツや雑巾を使ってゴシゴシと拭いてみましょう。


○浴室
浴室の天井や換気扇付近は、湿気も多いことからカビの胞子が付着しています。カビの胞子は乾燥していると簡単に飛び散り、カビの範囲を広げることにつながります。そのため、湿気の多い梅雨シーズンの方が掃除に向いています。ウェットタイプのお掃除シートや、雑巾を濡らしたものなどを使って拭きとりましょう。掃除後はしっかりと換気して、カビ予防剤などを使ってカビ予防もしておきましょう。


梅雨時はカビやホコリ掃除に最適の季節です。この時期に掃除をしておくと、大掃除の手間が少し軽減されるはずです。雨で憂鬱な時でも、少しだけ掃除の時間に充ててみてはいかがでしょうか？