品種は400種類以上!桜の種類を判別するポイント

日本の春の風物詩「桜」。
一言に桜と言っても、その種類は非常に多く、それぞれに特徴があります。
今回は、桜の種類を判別するポイントと、県内のお花見スポットをご紹介します。

桜の見分け方
桜はたくさんの種類がありますが、花の色や形などから種類を判別することができます。花の色は主に、白、淡紅、紅、濃紅、紫紅、黄緑の6つに分けられます。白は大島桜やカスミザクラなど、淡紅はソメイヨシノやシダレザクラなど、紅はオオヤマザクラなど、濃紅はベニシダレなど、紫紅は河津桜など、黄緑は御衣黄(ぎょいこう)などがあります。また花の大きさも種類のよって違いがあります。2.5cm以下の小輪はエドヒガンやシダレザクラなどが、2.5~3.5cmの中輪はソメイヨシノやカスミザクラなどが、3.5~6cmの大輪は河津桜や伊豆吉野などがあります。

花の形は花びらの特徴で見分けることができます。一重咲、一重・八重咲、半八重咲、八重咲、菊咲、段咲の6つに分けられ、よく耳にするソメイヨシノや大島桜、河津桜などは一重咲に分類されます。

また枝や幹の形は2種類に分けられます。横に傘みたいに枝を伸ばしている「傘型」と、枝が上向きに伸びている「盃型」です。傘型はソメイヨシノや大島桜など、一般的な種類の多くが当てはまります。盃型は八重桜やサトザクラなどが当てはまります。

お花見に出かけた際には桜の種類にも注目してみてはいかがでしょうか?

県内のお花見スポット(見頃は天候によって左右します)
日本平(静岡市清水区) 見頃:3月下旬~4月上旬
日本観光地百選で1位に選ばれたこともある景勝地です。山頂だけでなく、パークウェイにも桜が咲き誇り、ドライブがてらのお花見には最適。2018年11月に山頂にオープンした日本平夢テラスにある展望フロアからは、桜・駿河湾・富士山の見事な絶景を見ることができます。

秋葉ダム(浜松市天竜区) 見頃:3月下旬~4月上旬
天竜奥三河国定公園に指定されている秋葉ダムを中心に南北7.5kmにわたって、約1,000本の桜が咲き乱れる様子は、秋葉ダム千本桜として知られています。桜の開花に合わせて夜間ライトアップも行われ、秋葉ダム桜まつりも開催されます。

黄金崎公園(賀茂郡西伊豆町) 見頃:3月下旬~4月上旬
伊豆半島西海岸随一の景勝地で、園内には約10種類以上300本の桜が咲き誇ります。コバルトブルーの駿河湾を背景に、ピンクに染まった桜が見事なコントラストを演出してくれ、多くの観光客が訪れます。日没から午後9時まではライトアップした桜を楽しむこともできます。

桜堤遊歩道(駿東郡長泉町) 見頃:3月下旬~4月上旬
閑静な住宅街のなかにある桜堤北公園の周辺にある遊歩道で100本以上の桜が咲き誇ります。のどかな雰囲気でのんびりと散策することができます。

富士仏舎利塔平和公園(御殿場市) 見頃:4月上旬~4月中旬
箱根外輪山中腹にあり、富士山の撮影スポットとして有名です。インド仏教建築の仏舎利塔がシンボルで、四季折々の自然が楽しめる公園でもあります。坂道の両側に植えられたソメイヨシノ、枝垂れ桜、御殿場桜、八重桜など、約1,000本の多様な桜が一斉に咲き誇ります。