集める人が増加中 御朱印ってどんなもの?

近年、集める人が多く度々話題に上がる「御朱印」。
そもそも御朱印とはどういったものなのでしょうか?
神社とお寺での違いやマナーなど、ブームとなっている御朱印についてご紹介します。

御朱印とは・いただくときのマナー
御朱印は御本尊名や社名などをしたため、当日の日付を入れた半紙に朱で御宝印や社名を押印していただいたもので、もともとは写経を奉納した証としていただく証書の意味がありました。この御朱印はお寺から始まって、神社へと広がり、現在では一般参拝が出来るほとんどの寺社でいただけるようになっています。ただし、偶像崇拝を行わない浄土真宗のお寺などでは御朱印をいただくことはできませんので、注意しましょう。

御朱印は記念スタンプではなく、お札やお守りと同じように神仏に敬意を払っていただくありがたいものです。マナーを守っていただきましょう。最低限のマナーをご紹介します。

1.小銭を用意しておく
初穂料・納経料(御朱印料)は寄付と同様の意味合いがあるものなので、小銭を用意してお釣りがでないようにしましょう。

2.参拝後にいただく
参拝の証に頂くものなので、お参りせずにいただくのはご法度。ただし参拝者が多い大きな神社やお寺、混雑などの理由から参拝前に御朱印帳を預けるケースもあります。それぞれの指示に従いましょう。

3.御朱印を頂けない場合もあることを理解する
書き手さんがいないときや、社務所が閉まっているときなどは御朱印をいただくことができません。いただけないからとクレームを入れたり、社務所に声をかけて迫ったりするのはやめましょう。あくまで授かりものであることを心に留めておきましょう。

4.要求をしない
書き手によっては御朱印の印象が異なります。「こんな風に書いて欲しい」と要求したり、書き手を指名したりすることはできません。その日、その時にしかいただけない御朱印との出会いも楽しみましょう。


御朱印の成り立ち
神社とお寺では御朱印の成り立ちが異なります。基本的な成り立ちをご紹介します。
◆神社
1.奉拝 2.神社印 3.神社名 4.神紋 5.参拝年月日 6.その他(ゆかりのある出来事や動物などを表す言葉やモチーフが押印される場合があります)

◆お寺
1.寺院の御朱印 2.御本尊名や御本尊が安置されているお堂名 3.御宝印・三宝印 4.寺院名 5.寺院印 6.参拝年月日 7.山号や札所の番号印

基本的な構図はほとんど同じですが、お寺の御朱印は要素が多く、バラエティに富んでいるように見えます。
御朱印帳は神社とお寺では分ける必要はありませんが、場所によっては同じ御朱印帳には書かないところもあります。ですからトラブル防止のために分けておく方が多いようです。
神社やお寺のホームページでは御朱印に関する記載をしているところもありますので、確認して参拝しましょう。