紅葉撮影のポイントと県内の紅葉スポット2019

各地で紅葉が見ごろを迎え、人気スポットでは紅葉狩りを楽しむ人の姿が多く見られます。
その美しい紅葉を目で楽しむだけでなく、せっかくなら写真にも残したい方もいるのではないでしょうか?
今回は紅葉をきれいに撮影するポイントを県内の紅葉スポットと合わせてご紹介します。

撮影のポイント
紅葉をきれいに撮影するときにポイントとなるのが、光の当たり方です。
紅葉は光の当たる角度や時間帯、天候で写りが大きく変わってきます。晴れの日には鮮やかな紅葉を撮影することができます。オススメの時間帯は夕方のやわらかい日が差す頃。少しオレンジ色を帯びた太陽光が紅葉をよりいっそう色づけます。
一般的に、光の当たり方は主に、順光、サイド光、逆光の3つに分類されます。順光は、被写体に対して正面から当たる光のことで、色鮮やかで見た目に近い自然な感じで撮影することができます。サイド光は横方向から当たる光で、木々に影が出るため立体感を出す事ができます。夕方に撮影する際におすすめです。逆光は被写体の背後から当たる光です。逆光で葉を透過させて撮ると、透明感が出て色鮮やかになり、葉が光っているような写真を撮影できます。逆光で撮影する際は、レンズに直接太陽光が入らないようにカメラと太陽光や紅葉の角度を調整しましょう。


県内の紅葉スポット(見頃は天候によって前後します)
静岡県立森林公園(浜松市浜北区) 見頃:10月下旬~12月上旬
静岡県立森林公園は、天然のアカマツ林を主体とし、四季折々の豊かな自然が広がる面積約215ヘクタールもある公園です。天竜奥三河国定公園の特別地域に指定されています。10月後半からいち早く色づき始めるモミジバフウに続き、トウカエデ、イロハカエデなどが色づいていきます。うぐいす谷親水広場では、水面に赤く染まったモミジが浮かび、秋を感じさせてくれます。

梅ヶ島温泉(静岡市) 見頃:11月上旬~11月下旬
安倍川上流の山間の温泉地で、県内では富士スカイラインに次いで紅葉が早いと言われています。近くには日本の滝百選にも選ばれた安倍の大滝や、三段の滝など趣の異なる数多くの滝があり、紅葉の名所として知られています。カエデの種類が多く、色鮮やかな紅葉が見事です。夜間にはライトアップされ、温泉とともに楽しむ人も多くいます。

修善寺虹の郷(伊豆市) 見頃:11月中旬~12月上旬
伊豆最大級の紅葉群生林で、古民家が立ち並ぶ場所へと続く約1,000本のもみじ林をはじめ、ラクウショウやアメリカフウなど、和洋風合わせて約2,000本の木々が鮮やかに色づきます。一部のもみじ林ではライトアップも行われ、秋の修善寺温泉の風物詩として多くの見物客に人気となっています。幻想的に浮かび上がる色鮮やかな紅葉が楽しめます。

熱海梅園(熱海市) 見頃:11月下旬~12月
早咲きの梅で有名な熱海梅園は、紅葉スポットとしても知られています。園内にはカエデ類が約380本あり、温暖な気候の影響で毎年11月下旬~12月にかけて色づくため、「日本で最も遅い紅葉」とも言われます。梅は11月中旬より咲き始めるため、タイミングが合えば梅と紅葉を一緒に楽しむことができます。もみじまつり期間中は紅葉のライトアップが実施され、多くの人でにぎわいます。