簡単にできる キッチン周りの除菌方法

食中毒が心配な季節になりました。例年ピークは5月~10月頃までに及びます。
食べ物を扱うキッチンや食卓は、特に注意が必要。
今回は手間をかけず、しっかりと除菌ができるお手入れ方法をご紹介します。

アルコール除菌スプレー
一番お手軽なのが、市販のアルコール除菌スプレーの活用です。殺菌力と即効性があり、小まめな手入れが苦手な方でもしっかり除菌することができます。まな板や包丁などの調理器具や、食卓や冷蔵庫などを拭く際など、熱湯消毒では傷みやすいものの除菌を始め、さまざまなものに使用できるためおすすめです。1回スプレーをしたからと安心せず、次の作業へ移る前には除菌をすることが大切です。

調理器具の除菌の際は、まず台所用洗剤で汚れをしっかり落とします。乾いた清潔なふきんで、まな板などの水気を拭き取った後、まな板から20cmくらい離して除菌スプレーを全体にかけます。包丁は刃の部分だけでなく、柄の部分にもしっかりスプレーし、そのまま乾燥させます。すぐに使いたいときには乾いた清潔なふきんでさっと拭きましょう。


熱湯消毒
耐熱仕様のものであれば、熱湯消毒をすることもおすすめです。ざるの目などの洗いきれずに雑菌が残りやすいところに効果的です。また、雑菌によって臭いが発生しやすい生ごみ入れや排水溝などは、消臭も兼ねて小まめに熱湯消毒をしましょう。


お酢・ハーブ
他にお酢ハーブを使う方法もあります。お酢には菌を抑える作用があり、ハーブは菌を抑えるだけでなく、癒しも与えてくれます。お酢を使う場合は、2倍の水で薄めた液であちこちを拭いていくだけです。臭いは短時間で飛びますが、気になる方は仕上げの水拭きをしてください。ハーブを使う場合は、除菌効果のあるローズマリーやミント、ラベンダーなどを2~3枝、生ごみ入れに混ぜたり、お酢に入れて2週間ほど置いて作ったハーブビネガーで拭いたりしましょう。


スポンジの手入れ
キッチンのスポンジは口に入るものを洗う道具で、毎日使用しているものです。このスポンジには、1億個以上の菌が潜んでいるともいわれています。除菌のできる台所用洗剤で食器を洗っていれば、スポンジ除菌も同時にできているわけではありません。洗いっぱなしで汚れも水分も残したまま放っておくと、かえって菌がすみつきやすくなってしまいます。正しいスポンジの除菌方法をご紹介します。
1.スポンジを丁寧に洗う:使用後のスポンジを水でよくすすぎ、かたく絞って水気を切ります。
2.スポンジ除菌効果のある台所用洗剤をつける:台所用洗剤の原液を大さじ半分強スポンジにつけ、泡立つまでもみこみます。
3.そのまま置いておく:次に使うときまで、水ですすがず、泡立てたまま置いておく。


家事の合間に、生活に合った方法で除菌し、食中毒が発生しないように注意しましょう。