紅葉シーズンとなり、テレビなどで“紅葉狩り”という言葉を耳にする機会が増えました。
今回は紅葉狩りの意味と静岡県内の紅葉スポットについてご紹介致します。
紅葉狩りとは
テレビなどでよく聞く紅葉狩りは「紅葉を見に山野へ出かけること」を意味しています。狩りという言葉の意味には、“狩猟”や“追いたてて捕らえること”の他にも、“自然の中に分け入って、貝や野草を採取したり植物を観賞したりすること”という意味を持っています。紅葉狩りの“狩り”は後者の意味になります。
「紅葉狩り」の起源として、貴族が狩猟をする替わりに紅葉を愛でることを狩りと呼んだ、一種の言葉遊びだったという説や、平安朝の貴族は紅葉の枝を手にとって楽しんだことから「紅葉狩り」と呼ばれるようになったという説があります。
県内の紅葉スポット
自然豊かな静岡県には、紅葉狩りを楽しめるスポットがたくさんあります。東西に広い静岡では、10月下旬~12月上旬まで、各地で紅葉を楽しむことができます。
浜松城公園(浜松市) 見頃:11月下旬~12月上旬
市の中心部にある公園で、ヤマモミジやケヤキ、イチョウなどの木々が浜松城を囲むように紅葉で彩られます。11月下旬には、園内の紅葉をバックにお城らしい遊びが楽しめるイベント「浜松城公園 紅葉まつり」が行われます。
小國神社(周智郡森町) 見頃:11月中旬~12月上旬
広大なご神域を南北に流れる宮川沿いには大小約1,000本のモミジがあります。宮川沿いは平坦な散策コースとなっていて、ゆっくりと散策を楽しめます。11月下旬にはもみじまつりが開催されます。
寸又峡(川根本町) 見頃:10月下旬~12月上旬
大井川支流の寸又川の峡谷で、カエデやケヤキなどの木々が赤や黄色に色づきます。散策路「寸又峡プロムナード」では、「夢の吊橋」「飛龍橋」「尾崎坂展望台」から湖面に映る紅葉を楽しむことができます。多くの観光客が訪れる県内随一の紅葉スポットです。
香貫山(沼津市) 見頃:10月下旬~11月下旬
標高193mの山で、手軽なハイキングコースとしても人気があります。イチョウ、イロハモミジ、ハゼノキ、ドウダンツツジなどが色づき、長い期間紅葉を楽しむことができます。富士山や南アルプスの眺望とともに紅葉を楽しめます。
一碧湖(伊東市) 見頃:11月中旬~12月上旬
1927年には「日本百景」に選定されています。クヌギ、ブナ、モミジなど湖畔の木々が色づき、湖面に映る紅葉を楽しむことができます。