9月1日は防災の日です。東日本大震災や熊本地震のような大地震はいつ起こるか分かりません。
実際に地震が起きると冷静に対応することが難しくなります。今できることや知っておくべきことなどをご紹介します。
災害用伝言サービス
地震などの大災害が発生すると被災地への電話が殺到し、つながりにくくなります。通信各社では混雑を避けながら、安否確認や避難場所の連絡等ができるように「災害用伝言サービス」を提供しています。このサービスには、音声によるものと文字によるものの2種類あります。災害時に運用されるサービスではありますが、毎月1日と15日、防災週間(8/30~9/5)などの体験利用日にも運用されています。体験利用日に家族や友人と使い方を確認しておき、いざという時に備えるようにしましょう。
【災害用伝言ダイヤルの利用方法】 運営:NTT(東西)
①"171"をダイヤルします。
②ガイダンスに従って、録音の場合は"1"を、再生の場合は"2"をダイヤルします。
③ガイダンスに従って、連絡を取りたい方の電話番号を市外局番からダイヤルします。
④伝言を録音、再生することができます。
【災害用伝言板の利用方法】 運営:NTT(東西)
①災害用伝言板(web171)にアクセスします。
②連絡を取りたい方の電話番号を入力します。
③伝言を登録・確認することができます。
このほかにも各携帯電話会社が運営している災害用伝言サービスもあります。
被災時に実際にあるとよかったもの・あってよかったもの
東日本大震災や熊本地震などの被災者が、被災時にあるとよかったものやあってよかったと思うものを一部ですがご紹介します。
●ラップ:食事の際、食器にラップを巻いてから使用することで、食器洗いに必要となる水を節約できます。また、怪我をしたときの包帯代わりにもなります。
●除菌シート・ウエットティッシュ・赤ちゃんのおしりふきなど:手を洗いたいときや汚れをふきたいときなど、断水していて水が十分に確保できないときには役立ちます。
●ウォーターサーバー:電気があれば温水が出るので、カップラーメンなどの温かいものを食べることができます。サーバーにセットしなくても利用できるものもあるため、飲料水の備蓄としても役立ちます。
●革の手袋:軍手では救助活動や瓦礫撤去の際に釘やガラス片などが突き破ってしまい怪我をしてしまいます。簡単には釘やガラス片を通さない革の手袋があると安心して作業できます。
●卓上カセットコンロ:レトルト食品をあたためたり、大鍋でお風呂用のお湯を沸かしたりするのに使えます。合わせてカセットボンベも多めに用意しましょう。機種などで多少の違いはありますが、カセットボンベは1本で約60分使用できますので、家族の人数などに応じて少し多めに(15~20本)買い置きしておきましょう。