梅雨の時期になりました。この季節は洗濯が乾きにくいだけでなく、家事に身が入らない方もいるのではないでしょうか。
でも実は、湿度も温度も高い梅雨は、一年で一番掃除に向いている時期なんです。
今回は梅雨ならではの掃除についてご紹介します。
なぜ梅雨が掃除に向いているの?
掃除といえば大掃除シーズンである12月と思う方も多いと思います。ではなぜ12月ではなく梅雨が掃除に向いているのでしょうか。それは、適度な湿気がカビの胞子などの飛散を抑えること、静電気が発生しないのでホコリが取れやすいこと、夏と秋が最盛期となるダニの発生予防になることの3点が挙げられます。大掃除シーズンである12月は、乾燥から静電気が発生しやすくなっていたり、気温が低く油汚れが固まりがちになっていたりと、実は掃除にはあまり向いていません。
梅雨の今だからこそ掃除するべき場所は?
掃除に向いている梅雨だからこそ掃除するべき場所が3ヶ所あります。簡単にご紹介します。
1.窓ガラスと網戸
雨の日に窓や網戸の掃除は意外に思われますが、小雨の日などを選んで掃除してみましょう。湿気があるほうが、窓ガラスの汚れは落ちやすいです。また網戸のホコリも、乾燥していると飛び散り、落としにくくなるため、湿気のある曇天、もしくは小雨の日のほうが効率よく落とせます。
2.浴室
浴室の天井や換気扇の付近には、カビの胞子が付着しています。この胞子は、窓を開けたり換気扇を回したりすることで簡単に飛び散り、着床したところに新たなカビを生む原因となります。そのため、浴室の掃除も、胞子が飛び散りやすい乾燥した時期より湿気が多い梅雨時のほうが向いています。
3.フローリング・カーペット
部屋の中にあるホコリは、乾燥した時期には静電気が発生しやすいため、化学繊維のカーペットやソファ、カーテンなどに付着して取れにくくなってしまいます。フローリングの表面も、掃除機やモップでこすることで静電気が発生し、ホコリを集める原因となります。また、夏場は水分がすぐ蒸発してしまうので、拭き掃除の効率が悪くなります。そのため、床掃除は湿気の多い梅雨時が向いています。家具を動かしての掃除も、梅雨時ならホコリが舞い散らないため、ダニやカビの胞子も舞い散りません。
ダニやカビが発生しやすくなる夏が来る前に掃除をして、残りの季節を快適に過ごしましょう。