年が明け、新しい1年が始まりました。
多くの家庭で飾られていたお正月飾り、きちんと片付けできていますか?
ご存知の方も多いと思いますが、今回はお正月飾りの正しい片付け方法や時期についてお伝えします。
鏡餅
鏡餅は『鏡開きの日』に開きます。鏡開きの日は地域によって異なりますが、一般的には1月11日、関西の一部の地域などでは1月15日です。
鏡餅を開くことは「新しい年の始まり」を意味しています。年神様へのお供え物である鏡餅には、神様の魂や霊力が宿るとされています。鏡開きの日に、神供のお下がりをいただくことで、1年の無病息災や家内安全につながると言われています。『開く』と言われている理由は、武士が「切る」や「割る」は縁起が悪いと嫌ったからです。
また食べやすい大きさにするために、包丁などの刃物で切ってはいけません。これは切ることで切腹を連想させてしまうためです。木槌などで叩いて開くと一番縁起がいいとされています。
お正月飾り
しめ縄や門松・破魔矢などの鏡餅以外のお正月飾りは『松の内の期間』が過ぎると外します。松の内の期間も地域によって異なり、一般的には1月7日まで、関西の一部の地域などでは1月15日までです。
◆神社でお納めする
一般的な方法とされているのが神社へ持っていき『どんど焼き』でお納めすることです。どんど焼きは1月15日に行われることが多いです。1月7日にお正月飾りを外したらどんど焼きの日まで、紙に包んだりして清浄な場所に保管しておきましょう。どんど焼きを行なわない神社でもお清めのあと焚き上げてくれるところもありますので、どんど焼きの日にちや詳しいお納め方法はお近くの神社にお問合せください。
また、それぞれの町内で「どんど焼き」が行なわれているところもありますので、そこで焚き上げてもいいでしょう。
◆自宅で処分する
近くの神社でお納めしてもらえないときや、どうしても神社に行けないときなどには自分で処分します。正月飾りは一般のゴミとして出しても問題はありません。ゴミとして出すときには、お正月飾りを塩で清め、丁寧に新聞紙などに包みましょう。生活ゴミと混ざらないように、新しいゴミ袋を用意して、正月飾りだけを袋に入れて、地域のゴミの出し方に従い処分しましょう。
お正月飾りをきちんとした時期にしっかりと片付け、今年1年を健康で円満に過ごしましょう。