夏に使うべき寝具とは？
睡眠時に欠かせないのは寝具ですが、みなさんはどんな寝具を使っていますか。夏の寝具のポイントは汗を吸って風通しがよいことです。

枕は通気性のいいプラスチックのパイプ素材に吸水性の高いカバーを併用したり、通気性に配慮されたひんやり感触のジェル入りを使用したりしましょう。ちなみに低反発素材は熱がこもりやすいため、夏には不向きです。

夏はタオルケットを使用することがありますが、ぴったりとまとわりつき、暑く感じるので体との間に空気層ができるガーゼなどの素材がオススメです。

寝付きが悪いときには、体温を下げる工夫をしましょう。麻のパジャマや薄い布団に替えると効果的です。しかし、体温を下げるために裸で寝るのは、汗を吸わないので逆効果になります。

夏ならではの対策法は？
快適な睡眠には寝具だけでなく、環境や生活習慣も大切です。
快眠に最適な温度は25～28℃、湿度は50～60％を保つことです。室温の管理は窓の外で熱を遮断する簾や遮光フィルム、緑のカーテンを作ることなどが効果的です。日中は部屋に熱を溜めないために、カーテンや簾をしておくといいでしょう。また寝る30分～1時間前に強めにエアコンで冷やすことで、寝具や枕を冷やすことができ、快適に入眠することができます。寝ている間は体を冷やし過ぎてしまう可能性もあるので、エアコンは切っておきましょう。

睡眠中に冷房を使うときには、扇風機を利用しましょう。首振り機能を使って、まんべんなく風を当て、部屋の空気を循環させましょう。湿度の管理はエアコンの除湿を上手に使って保ちましょう。

日常生活では夕方以降に強い光を浴びることは避けましょう。遅い時間になって、コンビニの照明やパソコン・スマートフォンの液晶画面などの強い光を浴びてしまうと、覚醒度が上がってしまい、寝つきが悪くなります。特に青色の光には気をつけましょう。

また、食べ物で睡眠の質を改善することができます。オススメは、アメリカンチェリーです。睡眠の質を高める物質であるメラトニンを多く含んでいます。また、メラトニンの元になるトリプトファンを含む大豆製品、納豆などもオススメです。肉や油物はお腹に負担がかかり、眠りが浅くなる原因にもなるので、できるだけ控えましょう。

夏ならではの寝具と対策法で、暑い夜でも快適な睡眠で元気に過ごしたいですね。