日本の良き風習もヒントに生活の知恵で暑さを解消

エアコンという便利な道具ができてから、日本の良き風習が少し忘れられている気がします。
昔から行われてきた暑さ対策=生活の知恵は、家計に優しいエコライフといえます。エアコンに頼るのではなく、生活の知恵を見直して、暑さを乗り切りましょう。

夏本番!お金のかからない暑さ対策は?

●霧吹きを使用する
これは昔、編集長の祖母の家でやっていたことですが、霧吹きで水を体に噴きかけ、扇風機にあたると、気化熱で涼しく感じるというものです。また、扇風機に霧吹きをかけ、霧混じりの風を体に当てると一層涼しさを感じます。霧吹きに入れる水の代りにアロマウォーターなどを使うと、清涼感が一層増します。

●観葉植物やブルー系のインテリアで清涼感を出す
窓際に観葉植物を置いたり、インテリアをブルー系で揃えると、視覚的に清涼感を感じることができます。暖色系と寒色系の色の視覚による体感温度は、約3度も違うそうです。インテリアで清涼感を演出するというのも一つの方法ですね。

窓際に置いた観葉植物は、すだれの代りにグリーンカーテンにもなるので一石二鳥です。編集部では、バルコニーの窓際に家庭菜園を作っているので、グリーンカーテンになるのと、野菜の収穫もできるので、一石三鳥です。

●お風呂で汗を流す
湯船にお湯を溜めておいて、小まめにお風呂に入って汗を流すという方法もあります。湯船にミント系の精油を入れると清涼感が一層増します。(敏感肌の人は要注意)

●庭やベランダに打ち水をする
庭やベランダに打ち水をすると気化熱で温度を下げる効果があります。お風呂の残り湯を使えば余計なお金もかかりません。打ち水は、日中の暑い時に行うよりは朝夕の涼しい時に行う方が効果を持続することができます。

●窓際やベランダにすだれをつるす
窓際やベランダにすだれをつるし、日光の直射を防ぐと、部屋の温度の上昇を防ぐことができます。日中、エアコンをつけて部屋で過ごす時は、雨戸を閉めておくと、エアコンの効率も良くなります。

●保冷剤や冷たいタオルを使用する
ケーキなどを買ったときなどについてくる保冷剤は、夏場は特に重宝します。保冷剤をタオルに入れて、それを更に首に巻くと、クーラーなしで過ごすことができます。最近は、水に浸したスカーフを首に巻くという夏の暑さ対策グッズ「クールダウンスカーフ」という商品も販売されています。

夏の暑さ解消法をいくつかご紹介しました。まずは、自分たちでできることから始めてみましょう。

エアコンの使用を減らすことは、CO2削減にもなりますし、室外機からの排熱も減らし、温暖化防止にもつながります。その上、電気代節約にもつながるので家計にも優しいですね。