新春とはいえ、寒さが一段と厳しくなる1月。でも、「1年の計は、元旦にあり」と言います。体調を崩さないように気をつけたいですね。そこで・・・・元気の基本は、食事から!おいしいあったかメニューで、心も身体も元気いっぱいの1年にしましょう。
冬の食事、こんなことに気をつけよう!
●身体の中から温める ●栄養をバランスよく
●塩分に注意 ●消化によいものを
■身体の中から温める
そもそも「冷え」は、身体の中で熱を生産し運搬している血液がスムーズに流れず、血行不良を起こすことが原因。全身の血行をよくするためには、温かい食事でタンパク質やビタミン類をたっぷりと。さらに唐辛子に含まれるカプサイシン、ショウガに含まれるゲンジロールなど、保温作用のある成分を積極的に摂りましょう。
■栄養をバランスよく
寒いとき、私たちの身体は体温調節のために、普段より多くのエネルギーを必要とします。少ない量でも、体内で燃焼して体温を上げ、効率的なエネルギー源となるタンパク質や脂肪は大切です。また、身体の調子を整える各種ビタミンもきちんと摂りましょう。特に、風邪の予防には、かぼちゃや人参に多く含まれるビタミンAやβ-カロチンを。鼻やのどの粘膜を強くして、ウイルスの侵入を防ぎます。運動不足で便秘になりやすいので、食物繊維も忘れずに。
■塩分に注意
汗をかくことが少ないので、塩分を摂りすぎると体内に蓄積し、血圧が上がりやすくなります。
冬の定番メニュー、漬物や鍋ものもなるべく塩分を控えめに。食べる直前に表面だけに味をつける方法は、味を濃く感じさせるので塩分の摂りすぎを防げます。
■消化に良いものを
冷たい外気と、暖かな室内。冬の大きな温度変化は、私たちの身体には大きなストレスとなります。ストレスは消化器系の働きを低下させてしまうので、なるべく消化の良いものをバランスよく摂る工夫を。具だくさんのけんちん汁や豚汁、スープなどは、脂肪・タンパク質・ビタミン、そして、食物繊維もまとめて摂れます。さらに、七味唐辛子やゴマ、たくあんといった香辛料や香の物には、腸を活発にする働きもあります。