ポイント1 <風邪かもと思ったら『安静』、『保温』、『水分補給』>
『あれ、もしかして・・・』と思っても、忙しくてゆっくり休んでもいられないし、病は気からっていうから、気を張っていれば大丈夫・・・。そんなふうに、 風邪のひき始めには、充分なケアをしないことも多いのでは?でも、気づいてみれば、症状はあっという間に進んでいることも。これからの本格的な風邪の季節、症状が重くなる前に、しっかりと治したいものですね。おかしいな、と感じたら、まずは、『安静』、『保温』、『水分補給』を心がけることが大切。温かくしてゆっくり休むことによって、体力を回復し免疫力を高めるなど、風邪のウイルスと闘うために必要な態勢をつくります。また、水分を十分に補給することによって、傷ついた粘膜にうるおいを与え、病原体を体外へ排出しやすくします。風邪薬をのむにしても、これらをまず実践しましょう。
ポイント2 <風邪薬は症状別に選ぶのがポイント>
ドラッグストアにずらりと並んだ風邪薬。たくさんあって、どれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。つい、パッケージのデザインや、なんとなく効きそう、といった印象だけで選んでしまっているのでは?風邪薬選びのポイントは『自分の症状に合ったもの』を選ぶこと。市販の風邪薬には、鼻、のど、熱など、 症状別にメーカーがお勧めする商品もあり、その場合、成分や処方もそれぞれことなっています。たとえば、鼻みずに効く成分はヨウ化イソプロマミドなど、鼻づまりに効く成分はマレイン酸クロルフェニラミン、塩酸プソイドエフェドリンといったもの、のどの痛みに効く成分はイソプロフェンやトラネキサム酸など、といったぐあいで、そうした成分を商品別に配合していたりします。だから、とりあえず風邪薬なら何でもいい、ではなく、鼻みずや鼻づまりでつらい、のどが痛い、せきが出る、熱があってからだがだるいなど、あなたのつらい症状に、より対応した風邪薬を選ぶことが、早めに手当てをするポイントなのです。
ポイント3 <無理せず早めに病院で診察を>
仕事に家事になにかと忙しく、病院に行けずに市販の風邪薬を使用する人も多いのでは?
でも、薬を5日以上飲んでも治らない、またそれより前でも発疹が出てきたり、高熱が出たなどの場合には、無理をして自分で治そうとせずに、病院で診察してもらうことが必要です。こじらせてしまうと厄介な風邪。症状をしっかりと見極めて、これからの本格的な風邪の季節を乗り切りましょう。
●説明文をしっかり読んで
風邪薬に限らず、薬には製品の『使用上の注意』が書かれた説明文が入っています。この説明文書をよく読んで、正しく使用することが基本です。とくにアレルギー体質の人は、薬をのむ前に、医師や薬剤師に相談しておきましょう。
※JOMOホームページより引用