冬の乾燥対策

夏はムシ暑いのに、なぜ冬は乾燥してしまうのでしょうか。空気が含むことのできる水分の量には限界があります。温度が上がれば上がる程、たくさんの水分を含むことができます。気温の低い冬は多くの水分を含むことができないので、乾燥してしまうのですね。

乾燥するとどうなる?
お肌の乾燥・かゆみ・・・乾燥していると肌から水分が蒸発し、かさかさしてきます。かさかさのお肌は刺激に弱いので、かゆみの原因となるんです。
お肌の乾燥は「シミ」や「シワ」の原因にもなります。お肌の老化もしやすくなってしまいます。

風邪・・・インフルエンザウィルスは乾燥した空気中のほうが生存率が高くなります。また、乾燥した空気により、喉や鼻の粘膜を傷め、抵抗を弱めてしまうため、風邪をひきやすくさせるのです。

静電気・・・身体にバチッとくる衝撃。小さな雷と同じだといわれてる静電気は乾燥した空気中では電気を通しにくいため、金属に触れたときに金属側のマイナス電気が空気をとびこえて体側のプラス電気に瞬間的に流れ込むためにおこります。

適度な加湿で快適な暖房
暖房で室内が暖められると、空気が含むことのできる水分量は増えるのですが、実際には少しの水分しかありませんので相対的には湿度は下がります。つまり部屋を暖めるほど湿度は下がるのです。
室内の湿度は40~70%に保ちましょう。
・加湿器をつかう
・洗濯物を室内に干す
・観葉植物や水の入ったコップを置く
加湿し過ぎはカビの原因となりますので、窓が結露しないように湿度計でチェックしましょう。