「コバエ」は小さなハエの総称で、生態や発生場所などがそれぞれ異なります。殺虫剤を使う方法もありますが、今回は殺虫剤以外でキッチンと水回りに発生するコバエの対処方法をご紹介します。
○キッチン
キッチンのゴミ箱や三角コーナーなどが発生源となるコバエは、蓋つきのゴミ箱を選んだり、マメにゴミを捨てたりすることが大切です。またキッチンによくあらわれるコバエには、めんつゆトラップがお勧めです。
<めんつゆトラップの作り方>
1.500mlの空のペットボトルの底の部分を高さ5cmくらい切り出します。
2.ペットボトルの底が隠れるくらいに水を注ぎます。
3.水の半分程度のめんつゆを加えてよくかき混ぜます。
4.表面に膜を張るように、食器用洗剤を数滴たらします。
このコバエは、匂いのある調味料が好物といわれているため、匂いでコバエを引き寄せ、洗剤入りの水に落下することで駆除します。めんつゆは濃縮タイプのほうが匂いが強いため、よりおすすめです。食器用洗剤も柑橘系の香りがついたものだと、効果がより高まります。このトラップは、めんつゆをお酢に変えても大丈夫です。
○水回り
水回りが発生源となるコバエは、水回りの掃除を頻繁にすることが大切です。このコバエは排水溝の汚れやぬめりをエサとしているため、排水溝の汚れやぬめりを除去することが一番の対策です。予防策としては、下記の方法を試してみるのもおすすめです。
・60℃のお湯を流す
このコバエは、60℃ほどで絶命するといわれているため、熱湯を流すことで駆除効果が期待できます。
・パイプクリーナーで洗浄
排水管の汚れを落とすため、月2回程度パイプクリーナーを使用するとよいでしょう。
コバエは梅雨あたりから増え始め、真夏には一度減りますが、9~10月にかけてまた増えるといわれています。直接害はないとされていますが、不快感を抱いてしまうため、しっかりと対策をし、コバエの発生をできるだけ防ぐようにしましょう。